秋の江原道19 ~冬虫夏草を求めて京東薬令市場へ~
ちょっと日付を戻して・・・。韓国出発日のねえさん家の会話。父「どっか行くんか?」ね「韓国。」父「韓国? 冬虫夏草、こうて来てくれ!」ね「・・・・とうちゅうかそう・・・。」父「韓国やったら、漢方薬あるやろっ!」ね「・・・韓国語、わからへん・・・。」★冬虫夏草(とうちゅうかそう)・・・本来はコウモリガ(蛾)の幼虫に寄生するキノコの一種。幼虫の栄養を吸い取って成長。根っこは虫で、体は草。いろんな虫(蝉、蜘蛛・・・)に寄生し、日本では総称して冬虫夏草と呼ばれている。ガンに効くと、ウチの父は信じている!さてと、今朝はひとりで京東薬令市場を目指す。チュソク(韓国のお盆)で、市場は開いているのだろうか? 一応、昨夜観光案内に電話で確認すると、半分位は開いてるんじゃないかなぁ~って返事。地下鉄1号線「祭基洞」駅までは、ソウル大入口駅から1時間程。結構遠い。「祭基洞」駅周辺には、ソウルで最大規模を誇る薬令市場がある。ここなら冬虫夏草があるハズである。野菜やフルーツが道路に並ぶ。歩いていると高麗人参のような香りが漂ってくる。そして、キノコやらムカデやら、高麗人参やら・・・。生薬も道端に並んでいる。薬令市と書いた門が見える。その門をくぐると、一面韓方を扱う薬屋である。やはり半分位の店のシャッターは降りている。どこに入ろう? この薬令市場には、日本語が通じる店もあると聞く。しかし、ねえさんは日本語が通じるか通じないかは関係ない!? 店選びの基準はイケメンがいるかどうかである!イケメン、イケメン・・・、と探していると、2人のイケメンを発見。もちろん日本語は全く無理だ。メモを取り出し、漢字で「冬虫夏草」と書く。なんだか喋ってるけど、まるで理解できない。「モルラヨ~(わからん。)」と繰り返す。すると店からプラスティックに入ったモノを持ってきた。どうやらその物体が冬虫夏草らしい。しかし、まだ成長途中。まだ売りモノにはならへん・・・と言ってるようだ。仕方ない。どこに行けば、買える?・・・と身振り手振りで伝える。1人のイケメンが、別の店に案内してくれる。その店で冬虫夏草を出してきてくれる。おぉ、これがっ!! 冬虫夏草かぁ~。しかし、これは何の虫なんだろう? どうせならコウモリガ(蛾)が欲しい。根っこの虫を指差し、メモ帳に「何?」と書く。「これが冬虫夏草だよ~。」と言ってる。それはわかったから、何の虫か知りたいのだ。またまたメモ帳に、蛾と、蝉の絵を描く。どっちよ? それとも違う虫?「だからこれが冬虫夏草だよ~。」こんな会話が続く・・・。見かねた前の店のおっちゃんが、漢方辞書を持って、参戦! 冬虫夏草のページを見せてくれる。だから、虫の名前を知りたいだけやって! これが冬虫夏草ってわかってるからっ!こんな会話が続き・・・・、ねえさん、ついにあきらめる。もうこれ買う。いくら? えっ!?7000ウォン??? 安すぎる・・・。日本じゃウン万円!その上、高麗人参ジュースを飲ませてくれ、高麗人参飴もくれる。仕入れ値300円程か?とりあえず、おつかい無事終了!? めでたし、めでたし!?★←買ってきたのが、これとそっくり。シールとかは違うけど~。一体何の虫なんでしょう?ウチではすぐにホワイトリカーに漬け込み、そろそろ飲める頃です。ランキングに一票をよろしく!(ブログランキング ブログ村)