2006/02/21(火)13:28
「トリノの街のお話」
トリノは、ミラノから列車で1時間程の距離にある。(イタリアの地図)
イタリア統一後最初の首都であり、フランス文化の影響を色濃く受けた、
イタリアでも最も「エレガント」といわれる街。
ローマ人とは一味違う品のいいピエモンテーゼが、石造りの街を闊歩するトリノには、
クラシカルなカフェや美味しいチョコレート屋さんがたくさん並ぶ。
(※ ピエモンテーゼ = トリノを州都とするピエモンテの人々)
トリノは知る人ぞ知る、チョコレートが美味しいらしい。
そこで、チョコレートの話題を・・
少なくともイタリアのチョコレートではトリノが一番!ヨーロッパでも
一番おいしいと言う人たちもいるくらいだそうです。
トリノはサヴォイア王家のお膝元で栄えた街。
サヴォイア家がカカオを外国から持ち帰ったために、
トリノでは他のヨーロッパの都市よりも早くにチョコレートが生産されるようになり、
優れたチョコレート職人がたくさんいたそうです。
カステッロ広場からまっすぐのびるローマ通りでは、広場から1ブロック行ったところの
両サイドの柱廊にそって、トリノのチョコレート屋さんがカウンターを出して
それぞれ自慢のチョコレートを売り出しているそうです。
中でも、ペイラーノやオビーノがトリノで名の知れたチョコレート屋さん。
老舗中の老舗で、昔ながらの味は「Peyrano(ペイラーノ)」とか。
すごい美味しいらしいので、一度食べてみたい!!
・・・・・
チョコレートの話しからそれますが、
トリノのあるピエモンテ州は、おいしいものがたくさんある地方で、
日本でも有名になった、スローフード協会の発祥の地なのです。
イタリアの銘ワイン・バローロ、ガヴィの産地も程近く、
白トリュフや子牛肉のカルパッチョなど、グルメな街です。
私はイタリアには以前行ったことがありますが、トリノは知らないので、
今度イタリアに行くことがあったら、トリノにも立ち寄ってみたいですね。