2007/03/01(木)14:40
「なぜ最後に食べるのか?」
こんにちは~
先日、友人と食事をしていたとき、その人が言いました。
「私は好きなものは残しておいて最後に食べるのを楽しみにするんですよ~」
そういえば、私もどちらかというと、一番好きなものはあとの楽しみに取っておくほうだ。最も、近頃は胃袋が小さくなったので、お腹のあまり膨れないうちに味わおうとして、昔より早めに箸をつけるようになったが。
ちなみに、以前より胃袋が小さくなったのは、適正体重を保つためにカロリーオーバーしないようにと気をつけているあいだに胃も順応してくれたようだ。
ところで、「なぜ好物を最後に食べるのか?」
今日、たまたま読んでいた本に、そのことについての脳の働きが書かれてあったので少し要約して書いてみます。
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その前にちょっと遊んでみませんか?
■「回転寿司ネタ占い」なるものを見つけました。
お寿司のネタをどんな順番で食べるかで性格を占うものです。
「回転寿司占い」
このページの上部にあるお皿にのった寿司ネタは、私がふだんよく食べる順番です~(^^
あなたはどんな順番で食べられますか?
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では本題の「なぜ最後に食べるのか?」にいきま~す!
人間の脳にとっては、基本的に「報酬」(うれしいこと)は、それが早く与えられるほどよいということがさまざまな実験でわかっているそうです。だから、報酬を待たされることは、脳にとってはつらい試練であるといえます。
実際、おカネの場合は、早くもらったほうがよいことがはっきりしているそうです。 好きな食べ物は、おカネのようにその効用が測れるわけではないが、脳にとっての報酬であることにかわりない。なるほど。
では、「なぜ、もったいぶってとっておくのか?」
このような行動を理解するための鍵は、どうやら未来についての「予測」の中にある。そのうちに自分の大好きな美味しいものが食べられる」ということがほぼ確実にわかっているという予測自体がうれしいのである。
脳のなかでやがて確実に来る歓びを予期するということの嬉しさは、その実現を先延ばしにすればするほど長続きする。だから、最後に食べる。
そして、“自分にとっての好物が与えられる”という報酬を予期すること自体が報酬になるということは、人の脳にとっての「仮想」の持つ意味を考えるうえで大事なポイントとなるそうだ。
「ひょっとしたら、眼の前にあるその食べ物より、予想された仮想の食物のほうが美味しいのかもしれない。
そんなやっかいで複雑な脳のはたらきが、食事するときの箸をすすめる順番のような単純なふるまいの中にも表れているという。
そして、楽しみに待つということは、予期することの歓びを耕すことにつながるそうだ。
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今の子供たちは何事も早く早くとせかされることが多いと聞くが、
どうなんだろう?
美味しいものは最後に味わいながら満足感を得るなんて悠長なことはしなくなっているのだろうか。
ちょっと、子供たちに尋ねてみたくなった。
ちなみに、今日読んだ本は「すべては脳からはじまる」茂木健一郎著です。
茂木さんは「イクラとウニが好物」だそうだ。私と一緒でした(笑)
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