2007/09/10(月)15:06
「コリアンダー」
昨日に続き、カレーのスパイスにまつわる話しです。
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「コリアンダー」は、前回の記事にも書きましたように、
体を温めて体内の新陳代謝を盛んにしてくれ、胃腸の働きを回復してくれる効能がある薬草です。
最古のスパイスの一つで、古代エジプト時代にはもう薬用や調味料として
使用されていました。 原産地は地中海東部とあり、インドじゃないです。
ちなみに、「タイム」も古代ギリシャ時代にはもう使用されていたようです。
伝統的な料理にまつわるものは、やはり歴史が奥深いですね。
「コリアンダー」
他にも、旧約聖書に
『エジプト脱出を祝う三大祭の最初の祭りの際は、ユダヤではコリアンダーの葉を食べなければならない』 と、記されているようですし、
薬用としては、ヒポクラテス(紀元前460~370年)が
『胸やけを防ぎ、催眠剤にもなる』と、コリアンダーの効用を説いていたそうです。
(*ヒポクラテス=医学の父と言われている。ギリシャ人)
これから、カレー料理を食べる時は、なんだか愛おしくなりそうですが、
歴史の重みが載って、胃も重たくなったりして・・・まさか(^_-)
現在のインドでは、
カレーには必ずたっぶりのヨーグルトが付く習慣になっていますね。
先日、テレビでその様子が映されていました。
本当にたっぷり量だったからビックリ!しましたが、
インドの方の体格だとそれでもカロリーオーバーにはならないのでしょうね。
でも、
乳酸菌とカルシュウムがプラスされて、栄養バランスの点ではバッチリですよね。vv
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