Power of dream　～いまを生きる～

昨日起こった、塾の生徒である小学生が、講師に殺害された事件・・・。
あまりにも衝撃的すぎる話でした。
しかも、計画的な犯行だったと言う話をきいて、
益々ショックが大きかったです。
まずは被害者のご冥福を、祈ります。

さて、事件のきっかけとして、
塾講師とその小学生との折り合いが悪かったこと
・・・があげられているのですが、
そもそも、講師になる以前の問題なのでは？？？と私は思ったのです。

人には誰だって、相性の良し悪しは存在すると思います。
それは、教師生徒の関係だけでなく、上司部下の関係、
店員（営業員）と顧客の関係、または学友同士の関係・・など、
色々なところで、相性が合う人との出会いだけでなく、
合わない人との出会いもありうることだと私は考えます。

そもそも社会に出るということは、
相性があまりよくない人とも、
お付き合いする必要があるということ、だと私は思うのです。

そんなことを言っている私も、
正直相性が合わない人とのお付き合いは下手くそで、
かなり損をしているところ、あります。
そのため、対人職に就くことを、しばらく見合わせていたことがあります。

でも、このままではいつまでも成長しないと感じている今は、
多少の葛藤を抱えながらも、何とか、
苦手な人とも、お付き合いすることに、前向きに取り組んでいます。
結構お付き合いしてみると、色々なことをその人から学べたりと、
いいこと、たくさんあるんですよね☆

そして、私だけでなく、誰でも苦手な人とお付き合いすることに対して、
色々な葛藤でいっぱいになると思うのです。
その葛藤に耐えられることも、ひとつの対人スキル・・だと私は感じるのです。

今どこの業界でもさかんに問われている「コミュニケーションスキル」というやつ。

とくに教育職というのは、「コミュニケーションスキル」が深くかつ広く問われる
職種だと、私は思うのです。
だから、苦手な人とも、少なくともその人の前では、普通にお付き合いできることは、
教育職をやるためには、必須なことではないのでしょうか？？？

私もつい最近まで、意識してやろうとしていなかったことだから、
あまり強い口調ではいいにくいことなのですがね～。

でも、相性が合わないからって、殺人事件までに発展すること・・・、
本当に信じられない話なのです。
きっと塾講師の良いところばかり見て、
生徒と向き合うときに生じる葛藤から、とことん逃げていた・・のでしょうね。

これから塾講師や学校の先生になろうとされる方、
きっとたくさんいらっしゃると思うのですが、
憧れだけでなろうとするのは、あまりにも危険だと思います。
苦手だと思う生徒とも、とことん向き合っていかなければいけないので、
それから生じる葛藤と、上手にお付き合いしていけるような、
精神的な強さを持っている必要があると思いました。

葛藤から逃げるのではなく、とことん向き合うこと・・・、
私もそのような姿勢で、生徒と向き合っていきたいと思います。