□▷「白馬」は、あを(青)い馬◁□平安時代の「青色」①
日本古来の色を表す言葉は、あか(明し)くろ(暗し)しろ(顕し)と、あお(漠)でした。「あお」は赤・白・黒以外の色で、今日の青だけでなく緑、灰色あたりまでを広く含んだ言葉でした。七日、雪間の若菜摘み、青やかにて、…。白馬(あをうま)見にとて、里人は…。 「枕草子」第2段の、正月の趣を記述した中に「あお」が出てきます。 現代でも七草がゆを食べますが、平安時代にも雪の間から青菜を摘んで食用にする習慣があったことが窺われます。それが「若菜摘み」で、新年に若菜の生命力をいただくわけです。 「青やか」は「青菜」と同じ「緑色」です。 次の「白馬」は「あをうま(あおうま)」で、灰色に近い色の馬です。正月に青々とした馬を見る行事がありました。 「あお」は「青春」という言葉があるように、若々しい力で、その生命力にあやかろうという意味があります。