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酸…サン、す(い)
ぶどうは中央アジア原産で、ウズベク語の「ブタウ」が語源です。 聖書の創世記に見られる位、太古から栽培されてきました。 葡萄酒にするためです。 学名のVitisは生命の意味です。 「バイタリティー」もラテン語のVitisからできた語。 古名「えびかずら」 ぶどうの甘みは吸収されやすく、すばやく疲れを癒やしてくれる働きが あるそうです。 上:巨峰 下:皮ごと食べられる輸入ぶどう 英語の「酸っぱいぶどう」sour grapes は負け惜しみの意味。 イソップ寓話にこんな話があります。 おいしそうに実ったぶどうがありました。 お腹のすいたキツネが通りかかり、取ろうとして跳び上がりましたが、手が 届きません。 キツネはこう言って立ち去りました。 「そのぶどうはすっぱい」 自分の力が及ばなかったことを、別の原因で正当化する者を風刺した話です。 でも、本当にすっぱかったかもしれませんね。 参照元:石井誠治『都会の木の花図鑑』八坂書房 湯浅浩史『植物ごよみ』朝日新聞社 沢野勉『食のことわざ春夏秋冬』全国学校給食協会 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 26, 2017 12:00:51 AM
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