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楷…カイ 諧…カイ
信州にて 10月21日 今日は小林一茶の命日です。 一茶は、松尾芭蕉・与謝蕪村とともに江戸時代を代表する俳人。 伝統的・貴族的な美より、弱い物・小さい存在を慈しんで句を作りました。 「やせがえる負けるな一茶ここにあり」は知らない人の方が少ないでしょう。 一茶は1763年に、日本有数の豪雪地帯、信濃国水内郡柏原村に生まれました。 本名、小林弥太郎。母は一茶誕生の二年後に他界し、八歳で父再婚、一茶は 生まれた弟の子守に使われます。 我と来て遊べや親のない雀 幼児期を回想した、有名な一句です 松島や一こぶしづつ秋の暮れ (松島) 52歳で、28歳の菊と結婚しましたが、先立たれました。再婚したゆきもなくなりました。授かった三男一女も早世しています。 片乳を握りながらやはつ笑い 温かい家庭生活が得られたのは人生のほんのひとときだけだったのですね。 名月を取ってくれろと泣く子哉 小さな動植物をテーマにした秀句も多いです。 寝て起て大欠伸して猫の恋 欲張らず、与えられた寿命をあるがままに受け取って生きたのが一茶の人生 雪ちるやおどけも云へぬ信濃空 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 19, 2017 12:00:38 AM
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