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November 19, 2017
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カテゴリ:常用漢字
​​​星 楷…カイ 諧…カイ


 上矢印 信州にて  10月21日


 今日は小林一茶の命日です。
一茶は、松尾芭蕉・与謝蕪村とともに江戸時代を代表する俳人。
伝統的・貴族的な美より、弱い物・小さい存在を慈しんで句を作りました。
「やせがえる負けるな一茶ここにあり」は知らない人の方が少ないでしょう。

 一茶は1763年に、日本有数の豪雪地帯、信濃国水内郡柏原村に生まれました。
本名、小林弥太郎。母は一茶誕生の二年後に他界し、八歳で父再婚、一茶は
生まれた弟の子守に使われます。
​​
​我と来て遊べや親のない雀​

幼児期を回想した、​有名な一句です
継母との折り合いが悪かった一茶は15歳で江戸に奉公に出されます。

 22,3歳から俳諧を始めたようです。
父の病気を機に帰郷し、『奥の細道』をたどる旅、四国・九州への旅を経て
江戸へ。俳人番付に載る有名人になりますが、父の死で再び帰郷します。

松島や一こぶしづつ秋の暮れ  (松島)
寝転んで蝶とまらせたる外湯かな (道後温泉)

 52歳で、28歳の菊と結婚しましたが、先立たれました。再婚したゆきもなくなりました。授かった三男一女も早世しています。
最晩年、ヤヲと再婚、一茶の死後生まれた次女だけが40歳以上まで生存しました。

片乳を握りながらやはつ笑い

 温かい家庭生活が得られたのは人生のほんのひとときだけだったのですね。
一茶の句には子どものテーマも多いのですが、一茶の尊重した「あるがまま」を
体現するのが、子どもの言動でした。
それをまた、ありのままにみつめる一茶のまなざしがやわらかです。

名月を取ってくれろと泣く子哉 

 小さな動植物をテーマにした秀句も多いです。

寝て起て大欠伸して猫の恋
人の為にのみ作りしよ菊の花
涼風や力一ぱいきりぎりす
世の中や蝶のくらしもいそがしき

​欲張らず、与えられた寿命をあるがままに受け取って生きたのが一茶の人生
でした。

雪ちるやおどけも云へぬ信濃空


         引用・参照元:矢羽勝幸『小林一茶・人と文学』勉誠出版

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Last updated  November 19, 2017 12:00:38 AM
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