☆狗…ク、コウ、いぬ ☆烹…ホウ、に(る)
「画虎類狗(がこるいく)」という四字熟語があります。「凡人が画才のある人を真似て虎を描いたつもりが、狗のようになってしまう→凡人が非凡な人のまねをしても上手くいかない」という意味です。確かにその通りで…。
昔、教員時代に、文化祭の背景の絵をみんなで描いていたのですが、窓のカーテンが風になびく様子を描いたつもりが、美術の先生からは「ちょうちんブルマー」と言われました。社会科の先生の描いたバイオリンは「ギターにしか見えない」とも言われました。はい、非凡な者は画才ある人の真似はできません。

※狡兎(こうと)死して走狗烹(に)らる…すばしっこいウサギが死んでしまえば、猟犬は不要になり煮て食べられてしまう→利用価値がある間は重宝されるが、無用になると捨てられてしまうこと。
『史記』に「飛鳥尽きて良弓蔵(おさ)められ、狡兎(こうと)死して走狗烹(に)らる」とあります。前半の「飛鳥(ひちょう)尽きて良弓蔵(かく)る」も、「飛ぶ鳥がいなくなれば、撃ち落とす弓も不要になり、捨てられてしまう」と同じ意味で使われます。
「狗」は、いぬ、こいぬ。卑しい者の例えにも。「走狗」は猟犬ですが、転じて「人の手先になって働く卑しい人」という意味にもなります。「天狗(てんぐ)」「狗尾草(えのころぐさ)」


狗尾草
「烹」は、魚。肉を煮る、ゆでる。「割烹」で料理をすること→日本料理を提供する店の意味で「割烹○○」という看板を見かけます。「料亭」と比較すると、カジュアルな店(カウンター席やテーブル席が中心、コースでなくアラカルト料理中心など)を指します。
「割烹着」は、サザエさんの母フネさんが着ているあれ。着物の上から着るエプロンで、現代では色柄華やかなおしゃれ割烹着あります。