☆堰…エン、せき、いせき、せ(く)

多摩川の調布取水堰
(橋の後方、大田区田園調布にあったので「調布」の名称がある。2017年撮影)
「堰(せき)を切ったように」という表現があります。我慢していた感情がこらえきれずに溢れ出す時などに使います。「堰を切ったように泣き出す」「下を向いて黙って聞いていたAが、堰を切ったように反論を始めた。」という具合に。
「堰」は、水流を制御するために河川を横断する形で設けられる建造物で、高さがあるものはダムの名称になります。水を貯留したり、用水路への取水を容易にするものです。
漢字の「堰」は、「水をせきとめる土の仕切り」を表し、つちへんの漢字です。「堰堤」でダム。
※大河を手で堰(せ)く…大きな川を手で堰き止める→できるはずのないこと
京都の大堰川(おおいがわ)(現在公には河川全体が桂川になっています。渡月橋付近で大堰川の名称が使われます。)は、古くから親しまれ、歌枕としても有名です。

渡月橋と桂川

京都の大堰川を模した小石川後楽園の大堰川