♬Fineー雑感♬高見澤俊彦『音叉』♬4
『音叉』の雅彦たちの通ったキャンバスは「聖マリアンヌ学園」高校と大学(モデルは、ALFEEが結成された「明治学院」大学(高見沢さんと桜井さんは付属高校から))。明治学院は、港区のプロテスタント系の私立校です。 白金台が最寄り駅になるのか…上流階級の洗練された方々が住む場所です。 「聖マリアンヌ」という名前はプロテスタント?「聖マリアンナ医科大学」「同病院」はカトリックですね。プロテスタントでは、イエス以外は平等な人間という扱いなので、「聖人」はいません。人の名前に「聖」を付けることもしません。「聖隷~」という名前の学校や病院はありますが、あくまでも「聖なる神のしもべ」というへりくだりの表現です。 もしかしたら、カトリックとプロテスタントの中間的な聖公会が設立した学校かもしれません。 雅彦たち(高見澤氏と同時代)が大学1年のころ、私は渋谷乗り換えで新宿の高校まで通学していました。歌舞伎町は怖くてとても近づけませんでした。近づくな「2浪コース」と言われてましたね。 音楽準備室には、音楽の先生が制作されたチェンバロがありました。それにも驚きましたが、先生が吹いて聴かせてくれたリコーダーの音が、小学校のリコーダーとは全く違って美しすぎて衝撃でした。リコーダーそのものが違っていたんですね。 『音叉』のころの喫茶店は、音楽が店の大事なコンセプトで、喫茶店ごとにかかる音楽のジャンルが決まっていました。ロックだったりジャズだったりクラシックだったり、その中でもお店によって傾向が様々でした。 今のように手軽にスマホで音楽を聴く時代ではなかったので、喫茶店で聴いたり、レコードを貸し借りして音楽を共有する時代でした。 昔のラジオで高見澤氏が「実は國學院大學に行きたかった。国文学をやりたかったんだよね。」と話されているのを聞いて大ショック!え~!え~!國學院大學にいらしたら、高見澤氏4年の時、私1年だからキャンバスで会えたかもしれないのに! でも待てよ、明治学院大学に進学されなかったら、今のThe Alfeeはなかったんですものね。歴史は間違っていませんでした。