●○メビウスの輪○●メビウスの命日に
メビウスの輪、またはメビウスの帯は、帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、もう一方の端に貼り合わせた形の曲面。表裏の区別を付けられないという特性を持ちます。 ひねりのない輪の幅を2つに切ると当然2つの細い輪になりますが、 メビウスの輪をセンターラインで切ると、輪は2つに分かれず、1つの大きな輪になります。ひねりの入った輪です。 360°ひねった輪(ひとひねりして表同士で貼り合わせます)の場合 ひねりの入った2つの輪がつながった形になります。 540°ひねった輪(裏と表を貼り合わせることになります)をセンターラインで切ります。1つの輪が絡み合った形に。180°×奇数回のひねりだと1つの輪に、180°×複数回だと2つの輪がつながった形になるそうです。 では、メビウスの輪の幅を3分割すると?? 大きな輪と小さな輪がつながった形になりました。 メビウスの輪は、ドイツ生まれの数学者メビウスが思いついたものですが、世間一般に広く知られるようになったのは、1868年9月26日の没後です。遺稿の中からみつかったそうです。 同時期、同じくドイツの数学者リスティングも、別個に論文として発表しています。 参照元:小山慶太『科学歳時記一日一話』河出ブックス