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カテゴリ:パワーポリティックス非公式情報
あまりイスラエルのことばかりを書きたくないのだが、いろいろな出来事が立て続けに起こるので、もう少しつきあってほしい。
ガザへの攻撃は何ら国際法に違反していないとイスラエル軍は自らが作成した報告書の中で主張している。国連施設を破壊し、医療関係者や医療施設を攻撃し、アラブ系住民の住居を破壊し、白リン弾も使用して1300名以上の住民を殺し、4000名以上を負傷させたイスラエル軍は道徳的な水準が高く、作戦は倫理的だとエーウド・バラク国防相は言ってのけた。 すでにイスラエルの残虐行為は様々な形で明らかにされ、国連もガザ戦争の調査を予定している。イスラエル軍はこれまで何度もアラブ系住民に対する破壊と殺戮を繰り返してきた。今回のガザ侵攻がはじめてではない。イスラエルに対する非難の声があがっている一因はメディアを介さずに情報が流れるようになったことに加え、イスラエルの立場が弱くなったことが影響している。1980年代に入り、欧米の「旧支配層」とイスラエルや新保守のような親イスラエル派の利害が衝突するようになり、ジョージ・W・ブッシュ政権の暴走が両勢力の対立を決定的にしたのだ。 イスラエル軍による「戦争犯罪」を調べるために編成された独立調査団を率いるのは南アフリカの判事リチャード・ゴールドストーンで、そのメンバーは4名。その中にはパキスタン、イギリス、アイルランドの専門家が含まれているのだが、このチームによる調査に協力しないとイスラエル政府は繰り返している。自分たちの行為に自信があるならば協力すればいいはずだが、そうはいかないだろう。 イスラエル政府はパレスチナのアラブ系住民を壁の中に押し込め、兵糧攻めしてきたことは前にも指摘した通り。さらに、様々な形で挑発を繰り返して反撃を誘い、ひとりでも「イスラエル人」が犠牲になれば全面攻撃を仕掛け、徹底的な破壊と殺戮を展開するというパターンを繰り返してきた。 そうした攻撃でイスラエル軍はアラブ系住民の住居を徹底的に破壊する。住居を破壊することで生活を立て直すのに何世代も必要になり、抵抗のエネルギーを削ぐことができるとイスラエル政府は考えているようだ。ベトナム戦争でアメリカ軍は村民を殺すだけでなく、共同体を破壊しようとしていたが、考え方は似ている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/04/24 01:51:48 PM
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