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2019.10.14
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テーマ:読書(8205)
カテゴリ:【読書】未分類
●著者・訳者・タイトル

みかづき [ 森 絵都 ]

●出版社名・発行年月日・形態・ページ数
発売日:2016年09月05日
出版社: 集英社
発行形態: 単行本
ページ数: 472p
※文庫版も出てます。

●読むことになったきっかけ(どこで知って、なぜ読んだ?)
高橋一生さんが出ているので見たドラマ「みかづき」(2019/1~)が面白くて、原作も読んでみたくなったので。

●この本はどんな人におすすめ?
教育に興味がある人
子供たちはこれからどうなるんだろう?と思っている人
今、子供たちが置かれている状況に疑問を持っている人

●本の目次・あらすじ
昭和36年―――千葉県習志野市立野瀬小学校の用務員室。
そこで、用務員の大島吾郎は、教室で落ちこぼれた子供たちに勉強を教えていた。
「大島教室」と呼ばれるようになったその用務員室を、ある日一人の少女・蕗子が訪れる。
それがすべての、始まりだった。

ジュクという言葉がまだ耳馴染み無かった時代。
蕗子の母親である千明は、未婚の母。
家庭教師をしながら、新たな「塾」という勉強教室を立ち上げようとしていた。
それは、「太陽」である公教育に対する、「月」。
子供たちに本当の知力を授けるため、自分の頭で考える力を身に着けさせるため。
3世代にわたる、教育と大島家の物語がはじまる。

●印象に残った文章の引用
子どもと老人が陽気に笑っていない国に未来はねえよな


●この本から得た気付き・学び
今では当たり前の存在になっている塾という存在の成り立ち、時代の移り変わりとともに変わる存在意義。
教育が時代によりどのように変化してきたか。
子供たちに本当の知力を授けるとはどういうことなのか。「教育」とは何か。
今、不平等と格差が広がる中で、すべての子供たちに等しく教育を授けるには、どうすれば良いのか。

●感想・意見
ドラマはダイジェスト&原作の半分くらい。
永作博美さんの千明と、高橋一生さんの吾郎は本当にイメージ通りのキャストだったんだと思った。
ドラマの続きを知ることが出来て良かった。

分厚い本で、でも息つく暇なく一気に読んだ。
吾郎→千明→一郎(孫)と視点が移り変わる。
私は一郎と同世代。
自分たちが受けていた教育がどういう状況下にあったのかなんて知らなかったから、「そうだったのか」と思った。

私も塾に通っていた。
周囲は小学校高学年~高校まで塾通いしている子が多かった。
それは、恵まれているということだ。
パート代がまるまる、兄の受験のための夏期講習の塾費用に消える。
母のため息が聞こえてきても。

塾に通えるということ。
共働き家庭では、小学4年生以降、学童がわりに塾に通わせるようになる家庭も多い。
子供のために私立に通わせることもある。

それは、「持てるもの」だからだ。
たまたま、その環境にいられるくらい幸運に恵まれていたからだ。

でも、自分の子供さえ良ければ、良いんだろうか。

今、塾通いが当たり前になっている。
クラスの中には、「学習を終えている子」と「はじめて学ぶ子」が混在している。
通塾の有無に関わらず、理解度と進度は違いすぎる。
40人の子供。複雑化する背景。
1人1人に向き合えるような余力と時間は、学校に残されていない。

なら、どうすれば?

●この本から得たTO DO
教育と格差についての現状を知る。

●この本から次に読みたい本
参考文献にあがっていた本。
・スホムリンスキー『教育と教師について』『教育の仕事』。でも絶版になっているっぽい。
・『格差社会という不幸』
・『格差社会と教育改革』
・『機会不平等』

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最終更新日  2019.10.14 04:17:26
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