本のタイトル・作者
デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する [ カル・ニューポート ]
"Digital Minimalism: Choosing a Focused Life in a Noisy World"
by Carl Newport
この本はどんな人におすすめ?
・スマホ依存をどうにかしたい人
・ネットの時間を減らして有意義なことに取り組みたい人
・ネットサーフィンやSNSをした後で、虚しさを感じる人
本の目次・あらすじ
Part1 基礎
1 スマホ依存の正体
2 デジタル・ミニマリズム
3 デジタル片づけ
Part2 演習
4 一人で過ごす時間を持とう
5 “いいね”をしない
6 趣味を取り戻す
7 SNSアプリを全部消そう
感想
2020年読書:97冊目
おすすめ度:★★★★
著者は、1982年生まれのジョージタウン大学准教授(コンピューター科学)。
前著『今いる場所を突き抜けろ!』『大事なことに集中する』も読んでみたくなった。
Twitterを眺める。タイムラインをスクロール。リツイート、いいね。
お気に入りのサイトが更新されているか巡回する。
ニュースサイトの面白そうな記事をチェック。
気付けば数十分経っている。
電源を落とす。
それで、何をしていたか思い出せない。
なぜそれでも、私たちはネットにアクセスしてしまうんだろう?
目の前にいる人より、ネットの誰かの反応を気にしてしまうのは何故?
読んでいて「ほうほう!」と思うことがたくさんあったので、そこらへんのノートの切れ端にメモ。
黒がメモで、青が感想です。
私たちがスマートフォンの使用に不安を覚えるのは、自分たちがそれをもはやコントロールできていると思えないから。
はじめ、携帯にipodをくっつけただけのものだったスマートフォン。
それは四六時中持ち歩き、ネットにいつでもアクセス可能な道具になった。
私たちは常時誰かと「つながっている」状態になり、他者の思考に曝されている。
1人で物事を考える時間がなくなり、他の価値の高い活動が犠牲になっている。
何故こんなにも、スマートフォンを手にしてしまうのか?
「いいね」や通知ボタン。スクロールするだけで現れる新しい記事。
それは、間歇強化や承認欲求といった心理を突いてくる。
「ついやってしまう」ように仕組まれているのだ。
人間が何かに専念していない時、脳は自動的に社交について考えるようになっている。
だから、手持無沙汰になった際、常時手にあるスマートフォンで誰かと繋がりたいとSNSをチェックするのは、至極当然のことなのだ。
しかし、それにより有意義な活動が犠牲になっている。
莫大な利用時間をかけているネット。受け身の時間。
見れば見るほど、あなたは企業の仕掛けたアテンション・エコノミー(注意経済)の「商品」になっている。
Facebook、Twitter、Instagram、ネット。
社会的インフラのように言われているそれらのうち、「本当に必要なもの」だと思うのは何?
それは本当に、あなたがやりたいこと?
何でもかんでも、すぐに調べて分からないとだめ?
自分は何に重きを置きたいのか、考えよう。
ものすごい情報量を処理して行う対面の会話。子供と遊ぶこと。読書。手仕事。料理。
人生をどう生きるか。
そのためにスマートフォンとどう付き合うか。
利用時間を決めてみる、持たずに出かけてみる、機能を制限する、アプリを削除する、ガラケーに戻す。
ほんとうにやりたいことに、時間をかけよう。
自分を取り戻そう。
私は元々アプリをそんなに入れておらず、ブラウザで閲覧していました。
使わなそうなものを、追加で削除しました。
元々SNSをそんなにやらないのですが、Twitterはついつい見ちゃう。
タイムラインをスクロールしないことにしました。
手持ち無沙汰でネットサーフィンしてしまう時は、Kindleで本を読むことにしました。
ついつい見ちゃうpixiv。
ネットをしすぎないように、マスキングテープで本のタイトルをスマートフォンカバーの内面に貼りました。
「お、いけないいけない」と思い出すので、ちょうど良いです。
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