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2020.08.05
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テーマ:読書(8185)
カテゴリ:【読書】未分類

本のタイトル・作者



ヨーロッパ・コーリング 地べたからのポリティカル・レポート [ ブレイディみかこ ]

本の目次・あらすじ


I
こどもの貧困とスーパープア
格差社会であることが国にもたらすコスト
ハラール肉と排外ヒステリア
アンチ・ホームレス建築の非人道性
アンチ・ホームレスの鋲が続々と撤去へ
BBCが外注者にする質問――「あなたはゲイ?」「ご両親は生活保護受給者?」
貧者用ドアとエコノミック・アパルトヘイト
餓死する人が出た社会,英国編
英国式『マネーの虎』で失業率を下げる方法
スコットランド狂想曲――経済とスピリットはどちらが重いのか
スコットランド狂想曲2――市民的ナショナリズムと民族的ナショナリズム
海辺のジハーディスト
地べたから見たグローバリズム――英国人がサンドウィッチを作らなくなる日
風刺とデモクラシー――今こそ「スピッティング・イメージ・ジャパン」の復活を
トリクルアウトの経済――売られゆくロンドンとディケンズの魂
アンチ・グローバリズム・イン・ザ・UK――スコットランドが示した新たな道

II
政治を変えるのはワーキングクラスの女たち
英国が身代金を払わない理由
フェミニズムとIS問題
労働者階級のこどもは芸能人にもサッカー選手にもなれない時代
人気取りの政治と信念の政治
スコットランドの逆襲
固定する教育格差――「素晴らしき英国の成人教育」の終焉
「左派のサッチャー」がスコットランドから誕生?
国の右傾化を止めるのは女たち
英国総選挙の陰の主役,スコットランドが燃えている
英国選挙結果を地べたから分析する――やっぱり鍵はナショナリズム
住民投票と国民投票――国の未来は誰が決めるのか
「勝てる左派」と「勝てない左派」
右翼はLGBTパレードに参加してはいけないのか
スコットランド女性首相,現地版ネトウヨの一掃を宣言
ギリシャ危機は借金問題ではない.階級政治だ
ギリシャ国民投票――六人の経済学者たちは「賛成」か「反対」か
ユーロ圏危機とギリシャ――マーガレット・サッチャーの予言
英国政治に嵐の予兆?――「ミスター・マルキスト」が労働党党首候補№1に
英労働党党首候補コービン,原爆70年忌に核兵器廃絶を訴える
英国で感じた戦後70年――「謝罪」の先にあるもの
欧州の移民危機――「人道主義」と「緊縮」のミスマッチ
英労働党に反緊縮派党首が誕生――次はスペイン総選挙だ
再び暴動の足音? ロンドンがきな臭くなってきた
左翼が大政党を率いるのはムリなのか?――ジェレミー・コービンの苦悩
ロンドン市長「移民を受け入れないと日本のように経済停滞する」
保守が品格を失うとき――ジェレミー・コービンが炙りだすエリートの悪意
パリ同時多発テロ――レトリックと復讐.その反復の泥沼
元人質が語る「ISが空爆より怖がるもの」
右も左も空爆に反対するとき――キャメロンの戦争とブレアの戦争
仏選挙で極右が圧勝.でも英国はジェレミー・コービン労働党が白星
スペイン総選挙でポデモス躍進――欧州政治に「フォースの覚醒」
左派はなぜケルンの集団性的暴行について語らないのか

III
米と薔薇――新自由主義の成れの果ての光景
民主主義ってコレなのか?――ポデモスが直面する現実

あとがき

引用


「病気とは、人々が金銭を払ってする道楽ではないし、罰金を払わねばならぬ犯罪でもない。それは共同体がコストを分担すべき災難である」

(1945年から保健大臣をしたアナイリン・ベヴァンの言葉。イギリスの国民保健サービス(NHS)の設立理念。)

感想


2020年読書:122冊目
おすすめ度:★★★

2020.06.24「【読書】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー [ ブレイディ みかこ ]」の著者による本。

これは、イギリスのニュース記事の抄訳+背景説明+著者の意見、という感じ。
元記事は「Yahoo!ニュース個人(ブレイディみかこ)」。

話がちょっと古いけど、「ああ、あの時イギリスはそういうことになっていたんだ」と色々知れて面白かった。
「日本はどうだろう?」とも思いを巡らせた。

ただ、イギリス(やヨーロッパ情勢)に興味がない人にはかなり厳しい。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』とは別物だと思った方が良い。
1記事ずつ読んでいくのも結構しんどいので、軽め・柔らかめの本と一緒に読むことをお勧めします。

イギリスと言えば、「ゆりかごから墓場まで」。
でもそれって、戦後に出来たシステムの話で、しかも崩壊しつつあるんですね。
知らなかった。

「生きていること自体が、神様から命を与えられているということで、存在自体に尊厳を持つ」ので生活保護がイギリスで捕捉率が高いというのも、日本とは違う。

2020/7/5の朝日新聞に、コロナと子育て家庭への影響の特集記事が掲載されていた。
私立高校の入学金を支払えず、公立高校は不合格。子供は中学浪人し、月に1度ボランティアの学習支援を受ける。役所から生活保護を勧められたが、「抜け出せなくなるので断った」というシングルマザーが載っていた。
それについて色々思うのだけど、そこに「生きていることに価値がある」という前提があれば。
彼らの未来は変わってきたのではないか。

左対右ではなく、下対上の闘争。
政治に疎いので、もっと関心を持って勉強しなくちゃいけないなと感じた。
漫然と投票に行っているだけじゃダメだな…。


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最終更新日  2020.08.05 12:00:08
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