本のタイトル・作者
掟上今日子の設計図 [ 西尾 維新 ]
本の目次・あらすじ
「學藝員9010」を名乗る人物が、一本の動画を投稿する。
炎上する立体駐車場。そして犯人は、次に町村市現代美術館を爆破するという。
タイムリミットは、閉館の午後八時。
例によって例のごとく、爆破犯として誤認逮捕された隠館厄介は、最速の探偵・掟上今日子を呼ぶ。
2人は厄介の疑惑を晴らすため、美術館へ向かう。
そこで捜査にあたっていたのは、爆弾処理班のエース。火薬探知犬マニキュアと盲導犬エクステを従えた「両犬あざな」こと扉井あざな警部補だった。
感想
2020年読書:212冊目
おすすめ度:★★
西尾さんは、若さのひりひりするような痛さ、そして将来への諦めみたいなものが好きでずっと読んでいる。
のだけど、最近「うーん」と思うことが増えてきて、私が年をとったのか。
物語が進まない掟上シリーズ…。今日子さんは好きで、厄介と結ばれてほしいと思ってるんですけど。
「本人にしかわからない」という説明って、現実としては真実なのだけど、物語としてはある意味、整合性や心理描写を放棄しているようにも思えるんだよなあ。
特にラストに違和感があって、「
盲導犬の一生」(日本盲導犬協会)を見ると、去勢・避妊手術をしていて、繁殖候補犬だけがしていないみたいなんですよね。
いや、西尾維新作品につっこんじゃだめだって分かってるんですけど…。
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