本のタイトル・作者
恐ろしくきれいな爆弾 [ 越智 月子 ]
本の目次・あらすじ
46歳の若さで、「輝け!女性活躍担当大臣」に任命された福永乙子。
凛とした雰囲気で周囲を魅了していく彼女は、いったい何者なのか―――。
大物政治家の隠し子、高級コールガール、怪しげな宗教団体の巫女。
張り巡らされた蜘蛛の糸、彼女の狙いは……?
感想
2021年読書:003冊目
おすすめ度:★★★
ドロドロ系の官邸ミステリ・サスペンス。
実在の人物をもじった政治家が多数登場して、なかなか面白かった。
2時間ドラマっぽい。
志を持った人が悩み迷いながらも爽やかに腐敗を切って行く政治もの(『総理の夫』『希望病棟』)をここのところ読んでいたので、ダークでヒールな主人公(そして彼女の内面は徹底して描かれない)が出てきて、目先が変わって面白く読めた。
やっぱり私は、爽やかな方が好きだけど。
官邸もの、好きだな。題材にした小説って他にもあるのかな。ありそう。
女性が総理大臣になる話、もっと読みたい。
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