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テーマ:読書(9203)
カテゴリ:【読書】自然科学
本のタイトル・作者 ![]() 不機嫌のトリセツ (河出新書 河出新書) [ 黒川 伊保子 ] 本の目次・あらすじ 第1章 不機嫌を生まない対話術 第2章 女の不機嫌には理由がある 第3章 不機嫌の根源は、脳の違いにある 第4章 この世の不機嫌にメスを入れる 引用 私は、息子の小学校の入学式の日に、彼にこう告げた。「あなたはこれから、いろいろな教科を学ぶことになる。(略)そのすべては、この世の見方を学ぶことなの。いくつもの見方を学校は教えてくれる。やがて、そのうちの一つか二つかで、人は世の中を見ていく。(略)小さいうちは、どれがその人に合うかわからないから、学校はすべてを教えてくれるの。ものの見方を豊かにすること。問題解決の仕方を知ること。勉強は、そのためにする」 感想 2021年235冊目 ★★★ タイトルがもはや内容とリンクしていない。 これまでのトリセツシリーズの内容と同じことが繰り返し書いてあり、なんだろこれ。エッセイ? でもまあ、このひとの考え方が嫌いじゃないんだろうな、それでも読む私…。 スマホ授乳に対する否定的見解は、うーん…。 私めちゃくちゃやってましたし、たぶんそうでもしないと正気を保てなかったと思うんだけど。 昔も授乳しながら上の子の相手したりラジオ聞いたりテレビみたり本読んだり新聞読んだりしてたやろ、と言いたくなる。 その子たちは今どうなったん。 もっと前の赤ん坊なんて、畑仕事の間かごに入れられてあぜ道に置かれててんけど。 引用部分の、著者が愛息の小学校入学時にかけた言葉が素敵。 「なぜ勉強するのか」という問題に対する答えって、何なんだろと思う。 私は、「せずにはおれないから」だと思うのだけど…。 「知りたいという思い」って、人間の根幹にある欲求じゃないのかなあ。 与えられていると、気付かないだけで。 ちなみに私は、来年小学校に入学する娘に「小学校へ行くか?」と訊きました。 「行かんでもええの?」と問われたので、「行かなくてもいいよ。自分で勉強せなあかんけど」と伝えました。 娘はしばらく考えて、「じぶんでやるのたいへんやから、とりあえずいくわ」と言ってたけど。 私が娘に言いたいのは、「学校に行く」というのは方法の1つでしかない、ということ。 私はそこがすべてだと思ってほしくない。 そこに絶対いないといけないわけじゃない。 そこは、ただの場所だ。 だから、選べる。そこにいるかどうか。 決めるのは自分だ。その責任を取るのも。 そのことを覚えていてほしい。 これから先どこに行っても、何をしていても。 (今回「へえ」と思ったこと) ・「いいね」ボタン=心の動き(いちいち言語化しなくて良い) →「をかし」「カワイイ」と同じ ・角田忠信『日本人の脳』…日本人(母音主体)と欧米人(子音主体)の脳の聞こえ方の違い 「左脳(ことば)で聴く音、右脳(機械・信号)で聴く音」が違う →日本人は自然界の音を左脳(ことば)で聴く。 =蝉の声は左脳、エアコンのファン音は右脳。 (母音は自然音と音の構造がよく似ている) ・人工知能は「しあわせになる」ことが出来ない →AIが発達した後、人に残るのは「しあわせになること」 これまでの関連レビュー ・妻のトリセツ [ 黒川伊保子 ] ・夫のトリセツ [ 黒川伊保子 ] ・家族のトリセツ [ 黒川伊保子 ] ・娘のトリセツ [ 黒川伊保子 ] ・息子のトリセツ [ 黒川伊保子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.01.01 17:46:34
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