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カテゴリ:読書・絵本

本のタイトル・作者



声をあげます (チョン・セランの本) [ チョン・セラン ]

"목소리를 드릴게요"(I'll give you my voice)
by 정세랑(鄭世朗,2020)

本の目次・あらすじ


ミッシング・フィンガーとジャンピング・ガールの大冒険
十一分の一
リセット
地球ランド革命記
小さな空色の錠剤
声をあげます
七時間め
メダリストのゾンビ時代

引用


もしかしたら、愛の一目人であるみたいに。
あぶくになる覚悟を決めた人魚みたいに。
「声をあげます」


感想


2021年239冊目
★★★★

あいかわらず不思議な…何なんだろうこれ、ファンタジー?SF?
ロマンチックでコメディで、ダークで諧謔に富んでいて。
ちょっと村上春樹っぽくもある。
短編集。

はじめ、タイトルから「圧政に声を上げる」などの「声をあげる」だと思っていた。
おそらく抑圧された女性たちが声をあげる物語なのだろうな、と。
違った。「声を与える」という意味の「声をあげる」だった。
表題作の「声をあげます」は素敵な物語。

「ミッシング・フィンガーとジャンピング・ガールの大冒険」は、指が消えちゃう人と、その指から過去にタイムスリップする人の話。

「十一分の一」は、サークルでひとりだけの女子だった私が、行方知れずになっていた先輩を探す話。

「リセット」は、巨大ミミズに襲われ、都市が壊滅する話。

「地球ランド革命記」は、テーマパークの広報として地球から拉致された人が、愛した天使のために創始者を殺しに行く話。

「小さな空色の錠剤」は、認知症を防ぐ薬が発明され、人類が依存する話。

「声をあげます」は、声に特性があり、自分の教え子が人を殺してしまう教師が収容された場所でほかの「怪物」たちに出会う話。

「七時間め」は、世界の1/3が死に絶えたあとの世界の話。

「メダリストのゾンビ時代」は、オリンピックを目指すアーチェリーの選手が、ゾンビで満たされた世界で細々と生き残る話。

…いやもう、あれじゃないですか。
説明されても「は?」ってなるよね、このあらすじ…。
かなり好き嫌いは分かれそうだけど、私は面白く読みました。

韓国の女性作家というと、フェミニズム色が強い作品が多いイメージ。
でも、この作品の中では、プラスチックをはじめとする環境問題、人口増加、動植物に対する責任(肉食や動物園、絶滅)について繰り返し描いている。

これから、『シソンから』『地球でハナだけ』『八重歯が見たい』といった未邦訳作品が刊行されるそうで、楽しみ。
既刊の『フィフティ・ピープル』も読んでみたいな。
(このタイトルも、村上春樹の「TVピープル」を思い出す。)

ところで、チョン・セランさんの本の装丁が苦手な私。
韓国版はもっとポップなのに…!なぜ…!
なんかこの表紙、陰鬱な気持ちになるんだよう。
とげとげした表面の吹付の、ザラザラした壁面に触ったみたいな気分。

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最終更新日  2021.10.15 00:00:16
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