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2021.10.30
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テーマ:読書(9177)
カテゴリ:【読書】子育て
本のタイトル・作者


自分で名付ける [ 松田 青子 ]

本の目次・あらすじ

1章 「妊婦」になる
2章 「無痛分娩でお願いします」
3章 「つわり」というわけのわからないもの
4章 「理想の母親像」とゾンビたち
5章 「妊娠線」は妊娠中にいれたタトゥー
6章 「母乳」、「液体ミルク」、「マザーズバッグ」
7章 「ワンオペ」がこわい
8章 「うるさくないね、かわいいね」
9章 「ベビーカーどうですかねえ」
10章 「名前」を付ける
11章 「電車」と「料理」、どっちも好き
12章 「保護する者でございます」

引用

それに、何も妊婦じゃなくたって、そんな風に毎日無理をして働き、暮らしたいだろうか。そうしなければ生きていけないのは、私はこればっかり言っている気もするが、この社会の「普通」の設定が無茶すぎるのだ。妊婦じゃなくたって、心身のバランスを崩したら、一瞬でその「普通」からこぼれ落ちてしまう。「普通」のハードルが高すぎる。


感想

2021年254冊目
★★★

夫婦別姓など、共感するところが多かった。
著者が読んでいる本も、「それ私も読んだー!」というものが多くて嬉しかった。
インドネシアのマカッサルでの文学フェスティバルって、あれかな?と思ったらやっぱり Makassar International Writer's Festival だった。著者は2016年に参加していらした。

自分が子どもを産む前(妊婦だった時)は、怖いもの見たさというか、予習的な感じでこういう育児子育て暴露エッセイ本を読んでいた。
今はあの時の自分を重ねて読む。
そうすることで、過去の子どもとの日々も思い出されて、なんだか懐かしいような、かなしいような気持ちになる。

入籍しないで子供を産む。
母子手帳に鉛筆で名前を書いておいてはどうか、と訊かれる。
かりそめのなまえ。
それが自分なのだ、と気付く。
「名前を奪われる」というのは、体験したことがないと分からない「ひどさ」なのだと思う。
それが何でもないことなのだと言うなら、男も変わってみればよいのだ。
選択肢があるじゃないですか、ふたりで選んだことでしょう?と。
非対称をあたかも正当なこと、自然なことのように語ることに、私は強い憤りを覚える。

著者が『ミステリと言う勿れ』の漫画を引用している部分、家族のイベントにメジャーリーガーたちが立ち会うために休む、参加したいからだ、という話。
私もいま同じことを思っている。
現在、我が家は私がフルタイムで係長。残業も多い。
夫は時短勤務に切り替えた。子どものイベントごとも夫が出席することが多い。
そうしたらね、羨ましい。参加できる夫が。
私も、3歳半検診、行きたかった。子どもと一緒に公園いきたかった。
あとで話を聞いて、写真を見せてもらって、でも大事何かを取りこぼしたような気持ちになる。
参加したかったのだ、と分かった。
それが当たり前のように「私の担当」だった時には思わなかったこと。


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最終更新日  2023.01.01 17:43:27
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