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2022.02.11
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テーマ:読書(9206)
本のタイトル・作者


赤と白とロイヤルブルー (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) [ ケイシー・マクイストン ]

"RED, WHITE & ROYAL BLUE"
by Casey McQuiston (2019)

本の目次・あらすじ

アメリカ合衆国初の女性大統領、エレン・クレアモント=ディアス。
移民系の父との間に生まれたアレックスは、国中から愛される「合衆国大統領の息子」。
英国第一王子のロイヤル・ウェディングに招待されたアレックスは、因縁の仲の第二王子・ヘンリーと再会し―――小競り合いの末、二人はウェディングケーキにダイブする。
アメリカとイギリスの関係悪化を防ぐため、二人は「仲の良い親友」のふりをすることに。

引用

「やめてくれ。これこそが理由なんだ。ぼくにはできない。理由はきみもわかっているはずだ。だから、頼む、ぼくに言わせてくれ」
アレックスは唾を呑み込む。「幸せになる努力すらしないのか?」
「やめてくれ」ヘンリーが言う。「生まれてからずっと、幸せになる努力をしてきた。ぼくが生まれつきもっているのは国であって、幸せじゃない」


感想

2022年032冊目
★★★

今年、洋書読みにトライしようと思って、しかし続かない。
「自分が好きなジャンルなら読み通せる?」とブロマンス小説を選ぶことにした。
しかし普通の英語の本(多読用や、児童書じゃないもの)を私の英語力で一冊読めるのか?とも思う。
で、日本語訳が出ているこの小説を先に読んでみた。

文庫本で解説込みでp664。分厚い。
…私、これ英語版で読めるのかしらん。
そして日本語版を読んでいて思う。
英語が読める=理解が出来るじゃない。
翻訳者注の括弧書きは、その言葉の使われる文脈の、文化的・歴史的背景を解説する。
アメリカの大統領選、地域、人種、性的嗜好。
複雑な糸を織りなすように物語は紡がれる。
言葉の勉強は、表層的なものに過ぎない。
その奥を、底を、理解できるようになるには、どれくらいかかるのだろう。

物語自体は、王道のロマンチック・コメディ。
王子様と庶民のラブストーリー。
庶民が「大統領」の「息子」ってところが新しいか。

私は現代の王室パロディものが、どうしても実在の人物がパラレルに存在する時間軸だと申し訳なくて辛い。
日本で、現在の皇室をバイセクシャルあるいはゲイで、人種の違う相手と恋に落ちて…ていう設定で小説を書くのはかなり難しいよね。
私、平安時代くらいなら平気なんだけどなあ。もはや物語上の人物だからか。
そのタブー感がアメリカではずいぶん違うのだろうなと思う。
(英語版のAmazonレビューには「英国人は注意!」と書かれていた。)

読み始めたころは、「pixiv二次創作クオリティ…」と読み通せるか心配だったんだけど、二人が恋仲になってからは引き込まれて一気に読んだ。
わりとエロも豊富で(pixiv R-18。笑)、電車や昼休みにも読んでいたのでもう顔が…。
二人の手紙(メール)のやりとりとか、うっとりしちゃう。
海外小説ってよく、有名人の手紙を引用してやりとりしますよね。素敵。
いやあ、めちゃくちゃベタなんだけど、好きです。王子様×庶民。てへぺろ。
ヘンリーが優しくて情熱的で、『宝石商リチャード氏の謎鑑定』のリチャードっぽくて。
脳内でリチャードに変換されて読んでいました。
私は圧倒的にヘンリー×アレックスなんですが、本文中の描写を見る限りアレックス×ヘンリーっぽいんですよね。
残念…解釈違いのカプ違い…。

私、漫画「花冠の竜の国」(異世界の王子様×英国少女)が子供の頃から大好きで、王子が「彼女のためなら自分の世界を捨てる」って言うんですよ。
いいよね、そういうの!萌えるね!

物語の中には、美味しそうなメキシコ料理もたくさん登場する。
トレスレチェ・ケーキ(無糖練乳、加糖練乳、クリームの三種類の牛乳に漬けたケーキ)美味しそう。

映画化もするんですって。
さて、これを私は英語版で読み通せるかしらん…。


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最終更新日  2022.12.04 00:42:39
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