本のタイトル・作者
TOEIC300点から同時通訳者になった僕の英語学習法 [ 中村光秀 ]
本の目次・あらすじ
第1章 TOEIC300点台から通訳者になるまでの軌跡
第2章 「英語学習法」
第3章 スピーキング力を伸ばす3つの軸
第4章 Q&A形式で勉強に関する悩みにお答えします
引用
でも、忘れてはならない一つの事実が存在します。
「できるようになった人は、過去にできない自分と幾度となく向き合ってきた」という事実です。あなたが思うカッコいい人は、実はカッコ悪い自分と対峙し情けないという感情を乗り越えてきた人達です。悔しくて、必死でもがき苦しんだ過去。今あなたが感じている辛さは、いつの日か必ずあなたの言葉の重みに変わり、誰かにとっての励みの物語になります。
感想
2022年098冊目
★★★
著者は、1988年生まれ。
専門学校時代のTOEICは300点台。そこから血反吐を吐くほど勉強して6年で同時通訳者デビュー。
とりあえず、死ぬほど勉強したら、帰国子女じゃなくても、留学経験がなくても、同時通訳者のレベルまでいけるんだ、というのは大いなる励みになる。
とてもここまでは出来ないけど…。
(これは、「職業」として「英語を専門に扱う」かどうか、という到達レベルの差なんだろうけど)
著者は、
・音読
・文法を極める
・基本語彙の習得
・独り言英会話で話す練習を毎日行う
+
・通訳練習
に淡々と取り組んで来たそう。シンプルで地味な練習方法に勝るものなし。
私、「音読」と「独り言英会話(アウトプット、そしてその添削)」が出来ていない。
「カムカムエヴリバディ」でもひなたが英語で日記をつけていた。
やっぱり、自分が言いたいことを日本語から英語にする練習は大事だよなあ。
でもその先に「添削」がないと意味ないよね…。
赤ペン先生みたいに、1か月分送ったら添削してくれるみたいなのがいいんだろうけどな…。
著者はタイプしたものをネイティブに添削してもらう「紙ベース」の添削に加え、読み上げたものを発音を添削してもらう「口頭ベース」の添削もしていたそうだ。
また、著者が出会ったフリーランスの通訳者は、「気になった文章や、自分が使えないだろうという表現をすべてマーカーしている」という。
「ラジオ英会話」の大西先生も、「これ、自分は言えないだろうな」という表現に出会ったら何度も何度も自分のものになるまで繰り返すと仰っていた。
その道のプロですらそうなんだ。いわんや素人の学習者をや。
私は通訳者になりたいわけではないし、翻訳者になりたいわけでもない。
ただ自分の楽しみの範囲内で英語の本やドラマ、ニュースが分かるようになりたいだけだ。
それでも、英語の勉強方法は著者のものに通じている。参考にしよう。
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