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テーマ:読書(8205)
カテゴリ:【読書】政治・歴史・時事問題
本のタイトル・作者 池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々 ロシアに服属するか、敵となるか [ 池上 彰 ] 本の目次・あらすじ 第1章 ソ連中央に支配された連邦の国々と東欧 第2章 ソ連が崩壊し、15の共和国が誕生した 第3章 ロシアの脅威に身構えるバルト三国 第4章 「スタン」の名がつくイスラム諸国 第5章 ロシアにすり寄ったベラルーシ、侵攻されたウクライナ 第6章 EUとの溝が深まるポーランドとハンガリー 感想 2022年153冊目 ★★★★ 2022年3月27日現在の情報を記載。 東京都立青山高等学校で行われた授業をもとにしていて、池上さんが滔々と歴史を解説し、質問を投げかけ、生徒が答える方式。 めちゃくちゃ読みやすく、分かりやすかった。 ウクライナのニュースを見ても「なぜに…?」という疑問が解消されなかったのがすっきりした。 「いったい今、なぜこうなっているのか?旧ソ連の国々間、そしてヨーロッパとの歴史と関係性は?」と思っている人にはおすすめの一冊。 ・タタール人少女の手記 もう戻るまいと決めた旅なのに [ ザイトゥナ・アレットクーロヴァ ] ・戦争は女の顔をしていない [ スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ ] ここらへんを読んだときも、「なぜに…?」という歴史的背景がよく分からなかったのが、この本を読んで「そういうことだったのか」と納得。 セットで読むと理解が深まる。というかこっちを先に読んだ方が良かった。 独ソ戦が始まった時、首都モスクワまでドイツ軍が来たのは、優秀な将校がみんな殺されていたからだったんだ…。 武器もなくて戦車に齧りついて戦った、とあったの、それが原因だったんだ。 いやもう、スターリンやばない? この人がまき散らした呪いが、今あちこちで紛争の原因となっていて、プーチンもそのやり方を踏襲してる。 プ―チンが今まさに行っている戦争も、未来の呪いになりはしないか。 なぜベラルーシがロシアに味方するのか。 なぜウクライナはロシアに抵抗するのか。 なぜポーランドはウクライナ難民を受け入れるのか。 歴史を知らなければ、今ここで起こっていることを正しく知ることが出来ない。 これまでの関連レビュー ・タタール人少女の手記 もう戻るまいと決めた旅なのに [ ザイトゥナ・アレットクーロヴァ ] ・戦争は女の顔をしていない [ スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.04 00:05:32
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