書名
子どもが育つ魔法の言葉 [ ドロシー・ロー・ノルト ]
感想
職場の方(私の母親くらいの年齢)からオススメされて貸し出していただき、読んだ本。
前に読んだことがあったような。
「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」からはじまる詩「子は親の鏡」は有名ですよね。
それとは知らなくても、どこかで目にしたことがあるんじゃなかろうか。
私はこれを見ると、居酒屋のトイレに貼ってある「ちょっと良いことば」みたいだなと思ってしまうのだけど。
これ読んでるとね、胸が痛いっすよ。
出来ているか?って言ったら出来ていなことだらけで。
子どもに対する態度って、親の心の余裕(ニアリーイコール、時間とお金の余裕)に左右されるところも大きいよね。
余裕がない。
私は親として自分が失格だと思っていて、自分が毒親だと思っているし(というかすべての親は毒親だと思っているし)、だからこそ子どもがそれに影響を受けずに生きていってほしいと願っている。
でもまあ、そうはいかないよね。
私の子どもで、私に育てられているわけですから…。
幸いにして、保育園や学童という、「親以外の大人」と触れ合う時間が長い子どもたち。
根っこの性格や生育環境はあるものの、ニュートラルに中和されているというか、希釈されているというか。
これが私だけにがっつり育てられていたらどうなっていたかと思うと、恐ろしすぎる。
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
忙しいと、家庭も殺伐とする。
悪口と非難と批判の応酬になっていたな、と反省。
思うのは、こういう「いいこと」を書いた本があり、「できていない」現状があり、まあそれで落ち込んだりもするのだけど、「こうだったらいいな」を思い出すことって大事だ。
「こうしたいな」「こうしたかったんだよな」。
そのために読む、思い出す。
忘れるから、何度でも繰り返し。
ただ私はあなたを愛したいのだ、と。
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