従来の高精度温・湿度クリーンルームの問題点 空調機器 温調機器
空調には、膨大な経費が必要です。
外気導入による維持管理費用が膨大です。
従来の
クリーンルームと、HEPAフィルタなどの交換が短時間で可能
高精度で安定した精密空調の実現が容易
全体空調を高精度、クリーンで高品質にするためには大きな
空調設備が必要になります。局所空調にすることで、容易に高精度で高品質の温湿度空気をご提供します。
装置・工程・空間に合わせた適切な精密空調システムの実現
市場要求の多様化、激しい変化は、迅速に適切な環境を造る必要があります。局所空調にすることで温・湿度精度アップ、クリーン度アップなど生産現場の要求にフレキシブルでかつ迅速に対応できます。
設備費用の大幅削減が可能
温・湿度精度の高い、クリーンな空調を求められる空間だけに設備することで、全体空調にかかる過剰な高精度空調のムダを省くことが可能となり設備費用の大幅な削減が可能です
ヒートポンプバランス制御で最大80%の省エネ
1.完全ヒータレス+DC化で省エネを実現
ヒートポンプバランス制御技術により電気ヒータを完全排除
半導体、FPD製造プロセスをはじめ、さまざまな生産分野で要求される精密空調は ヒータPID制御に代表されるように、消費電力が大きいという欠点がありました。
微細化に伴い更なる高精度要求が高まる中、消費電力を大幅に抑えた精密空調が求められ、当社では完全ヒータレスによる精密空調機器の開発を進めてきました。
従来のヒータPID制御とは比較にならない省エネ性、冷媒レヒートでは実現不可能なワイドレンジ設定を可能にし、新たなテクノロジーとしてお客様のニーズにお応えします。
ヒートポンプバランス制御とは
ヒートポンプバランス制御とは、1台のエアコンで冷房と暖房を同時に運転しているようなもので、そのバランスの高度なコントロールにより空調しています。つまり通常のエアコンのように室内から室外へ、あるいは室外から室内への一方的な熱移動ではなく、常に無駄のない熱移動を可能とした新しい制御方式であり、高度な制御技術により省エネと高精度運転を両立した最新のテクノロジーです。
エアコン運転の仕組みと特長
エアコンでは暖房運転と冷房運転は個別の運転となり、暖房時は室外から室内へ、冷房時は室内から室外への一方向の熱移動となります。
2.完全ヒータレス加湿を実現
二流体ノズル水噴霧加湿方式 構造概略図
PAPシリーズでは加湿方式にまで省エネにこだわり、完全ヒータレスを実現しました。水噴霧加湿方式では蒸気加湿方式のようにヒータを使用していませんので、無駄な電力を消費しません。むしろ空気中に噴霧された水分が水蒸気に状態変化する時の潜熱で、空気中の熱量が奪われ冷却効果があり、ヒートポンプバランス制御による加熱能力を最大限に生かせます。
また独自の湿度制御方法を確立し加湿給水量をPID制御することにより、±1%という高精度湿度制御も可能となり、温度精度 ±0.1℃とあわせて、非常に高い品質に空調されたエアーをご提供します。
3.省エネ効果
電源容量、最大消費電力の比較
4.CO2(温室効果ガス)の削減
地球環境に悪影響を及ぼす CO2の排出量を大幅に削減
ワイドレンジを実現
ヒートポンプバランス制御・二流体ノズル水噴霧加湿方式により完全ヒータレス化。
温度制御範囲18~30℃、湿度制御範囲45~75%の運転が可能です。
設定温度に対して±7℃の吸込み温度に対応
ヒートポンプバランス制御により、冷媒レヒートでは実現不可能な設定温度と吸込温度の大温度差に対応。(業界トップクラスの性能)
※周囲温度は15~35℃の範囲:右図参照
温度制御精度±0.1℃(負荷安定時)
設定温度範囲内全てにおいてオールフレッシュで±0.1℃を保証。
ユースポイントでの制御が可能。(センサケーブル10mを標準装備)
湿度制御精度±1.0%(負荷安定時)
加湿給水量をPID制御し、高精度にコントロールしています。
ユースポイントでの制御が可能。(センサケーブル10mを標準装備)
冷凍回路のみで冷却⇒加熱運転が可能
ヒートポンプバランス制御は冷凍機のみで冷却・加熱まで行います。 ヒータPID制御の場合は冷凍機が常に100%のフル運転状態であり加熱が必要になればなるほどヒータ加熱エネルギーが大きくなります。ヒートポンプバランス制御は、お客様の負荷に応じて冷却と加熱のバランスを常に最適に保ちながら運転しており、省エネ運転を可能。
オールフレッシュ仕様
ダクト1本接続するだけの簡単工事。
用途に応じクリーンエアー(クラス100)を供給。(HEPAフィルタ付き)
循環空調にも使用可能です(水冷式は特注対応)。
外部通信機能
パソコンからの運転操作や温度制御状態確認などもケーブル1本で手軽に接続可能。
3種類の通信機能を標準装備。(RS-232C、422A、485)
全空調をリモート管理
パソコンからの遠隔操作により、工場内の全ての空調を一括で管理出来ます。
多機能コントローラを搭載
各種パラメータ設定機能を搭載。
エラーコードを表示。
アナログ入出力接点標準装備。(外部運転信号、運転・警報出力接点)
コントローラ部/温度制御タイプ
コントローラ部/温湿度制御タイプタイプ
豊富なラインナップと特注仕様の対応で幅広いニーズにお応えします。
空冷仕様・水冷仕様・温度制御タイプ・温湿度制御タイプなど、全部で 30機種をご用意しております。
また、さまざまな用途に応じて特注仕様の製品につきましても製作いたします。風量・温度・湿度等のご要求スペックをご連絡ください。消音ダクト、ドレンポンプアップユニット追加等にも柔軟に対応いたします。
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