教えることでわかる教わるということ

2011.05.09

(2)

カテゴリ：レッスン

レッスンでした。
GW最後ということもあって過去最少人数で受講することに…

妙な緊張感におそわれ、手汗が。右手と左手がバラバラに。
これならマンツーマンの方が緊張しない。
少人数で自分の音が外れた時、言いようのない衝撃が

そんな緊張感の中、中国曲を中心にレッスンは進みました。

弓づかいの緩急が大事になってくる。
スピードだったり、手首だったり、力の入れ具合抜き具合だったり。
それがないと音色は棒になってしまうのだけど
まだ左手や音程に気を取られているから
結局、弓がおろそかになってしまいます。
音色を気にするなら普段の練習も弱音器を外したいけど
なかなかそうはいかないからちょっと困っています。
弱音器だとホントにどんな音もきれいに聴こえちゃうから。

さて
たまたま機会があって、ちょっとしたアドバイスを望まれて
少し考えたけれど、できる範囲でお応えしました。
譜面にはない部分を解説実技を交えながら。
（というか、自分自身復習しながら、に近かったですが）

新しいことを、やろうとしてすぐにできないのは当たり前だと思う。
教わる立場で考えると、すぐにできるのを求められたらツライ。
でもできるようになろう、という意気込みがあるかないかはよくわかるし
次に会った時、それが前よりスムーズにできるようになっているのを目にした時
こちらも確かな手ごたえみたいなものを感じて
ああ、こんなに嬉しいものなんだ、というのを初めて体感。
もっとこうしてもう少しこうして、とアドバイスする側にも欲が出てくる。

そしてふと我に返り、、、
日々のレッスンでの自分はどうか？と考える。
意気込みがあるフリをしてもすぐに見抜かれる。
できていなくてもやろうという強い意志は伝わるもの。

どんなことにも必ず理由があって、
いろんな立場でいろんなことが絡み合って物事は進んでいく。
決してものわかりがいいわけじゃないけど
どんな状況でもしなやかにいけたら
また違う景色が見えてくるんじゃない？
でもね、自分自身はごめんなさいと言える人でいたい。