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July 10, 2005
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カテゴリ:PQ
先月号の「文藝春秋」に齋藤孝さんの上機嫌特集が載っていました。

むしろ、載っていたから買いました(笑)

「元来日本人はこうであった(こうである)」という項目を
10ほど挙げておられたのですが、
その中で印象に残ったものを数点。

1◆日本人は元来
「流す」気質を持っていた

2◆日本人は元来
「子供好き」だった

----
1について。
「流す」というのは
例えば「水に流す」の「流す」
です。

朔夜67は昔、
「そうやって流してしまうのが貴方の良くないところだよ」
との言葉をいただいたのがずっと心にひっかかっていましたが、

この記事を読んで吹っ切れました!
ありがとう齋藤先生!

-----
2について。

(朔夜67の言葉での)
【説明文】

公の場所で子供が大きな声で泣いていても、
「元気な子だねえ」
「子供は泣くのが仕事だ」
というノリでおおらかに見つめるのが常。

江戸時代ごろはとくにそうだったそうです。
今でこそ そういう気質は減ってきているかもしれませんが、
皆無とも言い切れません。

近所のおじちゃんおばちゃん含め、
地域全体で子供を育くむという構造
(今現在減少化傾向にあると言われていますが)
の背景にも、
そういった「子供を愛する」日本人の気質があるのかもしれません。

【連想したこと】
去年の「本屋大賞」受賞作

小川洋子・著『博士の愛した数式』

この本の中でも、
一見気難しい「博士」の子供好きぶりが描写されています。

主人公(博士の所に新しくやってきた若い家政婦)
の子供を本当にかわいがる様子は、みていてほほえましいくらいです。

(主人公の家政婦さんに向かって)
博士「何、君には子供がいるのか。」
「子供は母親と一緒に夕食をたべなくちゃいかん。
明日からはその子もここで一緒に夕食を食べるようにしなさい」

うまく表現できないですが、

「子供はその存在そのものが愛すべきもの」
との心情が博士から私に伝わってくるようでした。

そういえば、近々映画化されるようです。





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Last updated  July 10, 2005 11:50:10 PM
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