カテゴリ:PQ
先月号の「文藝春秋」に齋藤孝さんの上機嫌特集が載っていました。
むしろ、載っていたから買いました(笑) 「元来日本人はこうであった(こうである)」という項目を 10ほど挙げておられたのですが、 その中で印象に残ったものを数点。 1◆日本人は元来 「流す」気質を持っていた 2◆日本人は元来 「子供好き」だった ---- 1について。 「流す」というのは 例えば「水に流す」の「流す」 です。 朔夜67は昔、 「そうやって流してしまうのが貴方の良くないところだよ」 との言葉をいただいたのがずっと心にひっかかっていましたが、 この記事を読んで吹っ切れました! ありがとう齋藤先生! ----- 2について。 (朔夜67の言葉での) 【説明文】 公の場所で子供が大きな声で泣いていても、 「元気な子だねえ」 「子供は泣くのが仕事だ」 というノリでおおらかに見つめるのが常。 江戸時代ごろはとくにそうだったそうです。 今でこそ そういう気質は減ってきているかもしれませんが、 皆無とも言い切れません。 近所のおじちゃんおばちゃん含め、 地域全体で子供を育くむという構造 (今現在減少化傾向にあると言われていますが) の背景にも、 そういった「子供を愛する」日本人の気質があるのかもしれません。 【連想したこと】 去年の「本屋大賞」受賞作 小川洋子・著『博士の愛した数式』 この本の中でも、 一見気難しい「博士」の子供好きぶりが描写されています。 主人公(博士の所に新しくやってきた若い家政婦) の子供を本当にかわいがる様子は、みていてほほえましいくらいです。 (主人公の家政婦さんに向かって) 博士「何、君には子供がいるのか。」 「子供は母親と一緒に夕食をたべなくちゃいかん。 明日からはその子もここで一緒に夕食を食べるようにしなさい」 うまく表現できないですが、 「子供はその存在そのものが愛すべきもの」 との心情が博士から私に伝わってくるようでした。 そういえば、近々映画化されるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 10, 2005 11:50:10 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|