孫子「謀攻篇」 10,「上兵は謀を伐つ」この章もゲームに適応させにくい章です。 戦争での最善の策は敵国の意図を事前に察知し、未然に挫くことであると述べています。実際の戦闘は起こさず、敵国も自国も被害をこうむることのない戦い。 これこそが戦争の極意である、とのことです。 次善の策としては、敵国の友好国や同盟国との関係を絶つことである、と述べています。敵国が同盟国の援助を頼って戦争を仕掛けようとしている場合、その関係を崩すことによって孤立無援の状態にさせ、それを恐れた敵国が戦闘を仕掛けることのない状態にすることが次善の策であるということです。 もちろん、独力で戦争を起こそうとしている場合であれば、これはあまり効果はなく、それでも同盟国の加担がないため後事に憂いはなくなるといえます。 第三の策は、会戦によって敵国と相まみえ、その軍を撃破することであるといいます。これには自軍、敵軍ともに人的被害・物的損耗が生じざるを得ず、前二策に比べて、格段に落ちる策であるとのことです。 そして、最低なのは攻城戦。 攻城戦では敵の不意を衝いたり、被害を最小限に抑えて勝つことはほとんど期待できません。長い時間をかけて費用と労力を費やし、また、それに業を煮やした将軍が人海戦術による強引な作戦を命じたりすれば、多数の死傷者を出す結果となります。 そして、それでも落城できないという最悪の結末を招くこともある、といいます。 まあ、そのうちに攻城戦が実装されるわけですが、ゲームですからねw 避け得ないものです。 さて、最善の策である上記の二策も、自国に十分に敵国と相対し、それを撃破するだけの軍事力があってこそであるそうです。それなくして戦闘を回避させたり、同盟国に参戦の意を翻させたりすることは難しいといえます。 以上のように、タイトルの「謀」とは、計謀の謀であり、敵国の計謀を打つことこそ最善である、ということを示したものということです。 ジャンル別一覧
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