ひとりで楽しも。
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田舎に暮らしているので けっこう天然のホタルに会えます。 最近は全然行けないのですが 6年前、小学生の姫とホタル狩りへ いったときのお話を再掲。 小さかった姫、可愛かったなあ。 車で30分ほど走ったでしょうか。 真っ暗なので目印を見失ってしまい、 引き返すことに。 駐車場に車を停めてナビをセット、 ナビ「目的地、右折です」 ええ?ここぉ? 車はめっちゃ狭い川沿いの道を 下っていきます。 (絶対違う) そう思いながらも真っ暗な道を 恐る恐る走らせると、おや? 地元の方々が数人、ガードレール越しに なにか観ておられます。 「おかあさん、ホタルさんいるよ!」 チビの声で近くの空き地に車を停めて ふたり懐中電灯を持って歩くことに。 ふいに1匹のホタルさんが ついーっとやってきたので そっと手で捕まえてチビに渡します。 潤風さんによる写真ACからの写真 チビは小さな手で大事そうに ホタルを覆うと しばらく眺めていましたが、すぐに 「もう、逃げてもいいよ」 そういって手を放したのですが ホタルさんは、光ったまま チビの肩にすーっと登ると そのまま一緒に離れようとしないのです。 チビ、とっても嬉しそう。 私とチビ、そしてホタルの2人と1匹は うらさみしい道を、歩いていきます。 「ほ、ほ、ほーたる来い♪ あっちの水は苦いぞ~♪ こっちの水は甘いぞ~♪」 ほどなく、少し開けた場所にでて 果たして そこには (うまく撮影できなかったので写真はフリー素材より) 一面にホタルが鈴なりに 明滅しておりました。 人も車もおらず、真っ暗のなか 川のせせらぎと、 優しいホタルの明滅する光。 それはまるで夢のようで、 ジブリの映画の1シーンのようで。 チビとふたり、 手をしっかりつないで超感動 すると仲間を見つけて安心したのか 肩のホタルさんはふぃーっと 飛び去ってしまいました。 「さよなら。またね。ありがとう」 帰りの車のなかでも 興奮さめやらず、チビはずっと 肩に止まっていたホタルさんや、 美しかった群れの話をしていました。 ああ、本当に、今日はいい日でした。 (2013/6/8の日記より) ■本日もご訪問ありがとうございました■
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細魚*hoso-uo*
猫と暮らす独身おばはんです。ひとり娘は大学生になって遠くで暮らしてます。
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