テーマ:キッチングッズ(538)
カテゴリ:小さなおうちのキッチンから
憧れをやってみる↓
二階堂明弘さんのうつわを日常使いしています。 来るもの拒まず去るもの追わず、 我が道を行く、凛とした佇まい。 二階堂さんの作品は、 仙人のような雰囲気が漂っていて惹きつけられます。 安価なものではなく、 市場に出ることも少ないのですが、 一目惚れして購入した1点からはじまり、 偶然の出会いも重なって、今では8点ほど持っています。 購入時、メンテナンス方法を伝えられ、 「経年変化」をお楽しみください。 と添えられます。 経年変化 初めての購入時には、その言葉がなんだか恐ろしく、 使う勇気が出ずにいました。 ディスプレイとして、ただひたすら愛でていました。 何がきっかけだったのか、今では覚えていませんが、 経年変化をポジティブに捉えられるようになったのです。 「劣化」ではなく「変化」 変化を成長と捉えたなら、 それは悪いことではないんだ。 そう思ったら、 飾っておくのがもったいなくなって、使いたくなりました。 本当に変化します。 油分を吸い込むと、魅力のひとつだった風合いのある白が、 濁りのある色になってきます。 この白が好みだったのに、はじめのうちは落ち込んだりもしました。 使うことをためらう時もありました。 それからしばらくして、 いつもパスタに使っていた別のお皿がひとつ壊れました。 自分の誕生日目前だったこともあり、 「変化」を意識していた時期でもあったので、 二階堂さんの作品のことが、ふとあたまをよぎりました。 壊れたものと同じものを買い足すよりも、 二階堂さんのうつわでパスタを食べたいと思いました。 バスタ → 油料理 → このうつわには向いていない とっさに浮かんだけれども、 それでも使ってみたいと思いが勝ちました。 そして、タイミングよく、購入することができました。 予想通り油を吸い込んで、色が変わってしまったけれど、 今はまだそれがいやじゃないのです。 このうつわに見合う料理を丁寧に作ろう、 ゆっくり味わっていただこう、 そう思えています。 経年変化な暮らし。でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.07.16 20:20:05
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