マンション管理会社の逆襲．管理引き受け拒否に合う理由とは？

2021年09月12日

　日本全国に沢山出来た新築マンションのお陰で、マンションの清掃や管理人派遣、理事会のフォロ－に総会対策、決算業務を請け負う「マンション管理会社」も乱立しました．
競争激化のお陰で、一時は管理業務を他社から奪う争いは管理価格の値下げ要因ともなって、マンションの住民は年に一度の管理会社との更新契約時には、管理会社に管理費の更なる値下げを露骨に要求して来ました．
いまそれが逆転現象を起こして、管理を断られるマンションがどんどん出てきています．

日本全国に沢山生まれた「マンション管理会社」は、管理人や清掃人、営業マンに経理業務と、やるべき仕事が沢山あるので慢性的に人手不足に悩んできました．特に「マンション管理業務主任者資格」を持つ人材の不足は悩みの種です．
仕事を受けても安値受注だと赤字に陥り、大規模修繕の仕事が入って漸く息を継げる状態が続いていました．

マンション管理の仕事は別名「クレ－ム請負会社」と揶揄されるように、マンション入居者の中には色々とトラブルを起こしたり、管理人に文句を言ってきたりして、それが嫌で社員の定着率も悪かった．

所が最近、古いマンションで修繕積立金が無いマンションや、度々管理会社が交代するマンション．理事長が素人が多くて業務に理解不足のため、管理会社と対立するマンションは、マンション管理会社の方から１年の契約切れの後で「更新をしない」と断られる事例が多く出始めたのです．

マンション管理会社の方も内々に、各マンションのトラブル情報を収集していて、あまりトラブルが多いマンションや、管理費が安いマンションとは手を切る動きが顕著になってきたのです．

マンションの中には引き受けてくれる管理会社が見つからず、やむなく自主管理で急場をしのぐ例も出てきています．　特に管理会社とマンションの理事会の対立は他のマンション管理会社も管理を嫌う事が多いので理事達の悩みとなっています．

マンションを購入するときはしっかりした管理会社が入っているかどうか、お調べになってからご購入下さい．

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最終更新日 2021年09月12日 12時36分44秒
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