GUAMのセスナ体験操縦記
今回のGUAM旅行の目玉はセスナの体験操縦。キッズ体験操縦ができるということで選んだのがTrend Vector Aviationhttp://www.trendvector.com/kidspilot.hml日本人のパイロット氏がホテルにセダンでお出迎え、GUAM国際空港内の事務所で待つことしばし。(当日は1機しか運行していなかったので帰還待ち)準備OKとなり格納庫前でセスナとご対面。セスナは4人乗りなので、操縦席に娘(小5)、副操縦席に日本人教官、後部座席に息子と私。(妻は、息子の操縦まで事務所で休憩)4人ともヘッドセットを装着するのでエンジン音も苦にならず会話は普通にできます。いよいよ出発。娘が言われるままにエンジン始動。滑走路Runway06Rに向けては、教官が機体を運転。離陸滑走開始位置に着くと、ここからは、娘が操縦かんを操作します。エンジン出力を上げ、離陸速度に達したところで、教官の指示に従い操縦かんを引き上げると、機体はいともあっさりと空中へ。みるみるうちに滑走路が遠ざかる。操縦かんを上げすぎると失速するので、娘はいわれるままに上げ下げの微調整を行いまた、機体の水平を保つなどの作業をいとも簡単に行っています。滑走路の延長ラインで高度を稼いだあとは、機体を傾け(バンクをとり)左旋回し、恋人岬上空から、海上の訓練空域に入ります。 ↑イパオビーチ(ホテル街)を海上から望む珊瑚礁の外海は深海なのでDeepBlue↑ここはタムニング・ハガッニャの海岸線その後、海上から再びGuam島南部上空に機首を向け、横井さんのいたタロフォフォのジャングルにせまります。積乱雲はなるべくなら避けて雲の切れ間を操縦するものなのだそうですが、ここはあえて、積乱雲に突入します。なぜなら、雲をさわるため。セスナには窓があり、これを開けて手を機外に出せば雲をつかむことができるというわけです。教官はエンジン出力をしぼり低速にしてくれます。娘が雲をさわった感想は「つめたいっ」でした。さていよいよ体験操縦も終わりに近づき、グアム国際空港に向かい操縦かんを立て直していきます。もうこのころになると教官のアシストなく娘が操縦をこなしています。エンジンの出力コントロールと昇降蛇の操作のみ教官におまかせし、娘は、滑走路に向かって操縦かんを微調整し着陸態勢を維持していきます。Guam国際空港の滑走路は3,000m級ですので、ねらいを定めるのにも心配はありません。最後に少し機首をあげ、後輪から着地、操縦かんを戻し前輪も着地し体験操縦は終了しました。30分強は飛んだでしょうか。午前中の気流は安定しており、揺れもなく快適な空の旅を終えました。娘のこの夏の宝物の体験になったことは言うまでもありません。