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2016.02.08
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テーマ:読書(8243)
カテゴリ:SF
また例によって、あれやこれや連想したことを書くよ。
あんまり「ハーモニー」に関係ないかもしんない(^_^;)。
ちな映画も映画館で観たよ。
ネタバレ全開で書くからご注意!


ハーモニー新版 [ 伊藤計劃 ]







↓「From the Nothing,With Love」と「哲子の部屋」と「サイコパス」と「阿呆船」と「魔王ダンテ」と「要塞学園」のネタバレがあります。
ご注意!











そもそも意識がないってどういうこっちゃってのは、「From the Nothing,With Love」読むとわかるんじゃないかな。


The Indifference Engine [ 伊藤計劃 ]

「From the Nothing,With Love」は、↑の短編集の中に収録されてるお話です。

「哲学的ゾンビ」になっちゃうってことかにゃ?
巨大なシミュレーション装置としての存在。

そもそも我々は普段から「考えて」ないそうだよ。
NHKの「哲子の部屋」って番組で、哲学者のドゥルーズさんの哲学を紹介してたんだけど、

「人は考えるのではなく、考えさせられる。」

だそうですよ。


哲子の部屋(1)

いやまあそうですよ、いちいち考えてらんないよ。
生活のほとんどは無意識よ、でないと疲れちゃうもん。

育児した人ならわかると思うけど、赤ん坊ってほんと何にもできないのな。
「歩く」とか「食べる」ってことすら、練習しないとできなくて、もちろん「話す」なんて学習しないとできない高度な活動。
その人間活動を無意識レベルでオートでこなせるようになるのが、成長ってやつ。

音楽やってたから思うんだけど、上手い人ほど無意識で基本がしっかりできる、姿勢とか呼吸法とか音感とかいちいち意識しないでもできてる。
だから更にその上の演出というかニュアンスというか、いわゆる芸術的表現を加えることができる。
それは鍛錬のたまもの、身体に染み付くほど繰り返したから。
人がいっぺんに処理できる情報は少なくて、すごい天才!て感じの人は、いっぺんにたくさん処理してるんじゃなくて、ほとんどオート処理してるから、人よりたくさんのことができるっていう。

もし永遠に最盛期の人生を生きる007が存在するとしたら、
プロ中のプロが全く衰えないまま似たようなミッションを百年くらい?繰り返したら、無意識だけで生きる人間になっちゃうかもしんない。

つまり「人間」は自らをプログラミングできる、と。

で「ハーモニー」世界は、コンピュータというかリアルタイムオンラインのネットワークが集合的無意識の塊になって、本人の代わりにプログラミングしてくれたんかなあ。
「よく噛んで食べましょう」なんて言われんでもええのに、わざわざ言ってくれるやん、そのノリかなあ。
「サイコパス」みたいな。
「サイコパス」だったら、ストレス受けたらシビュラシステムが「あんた犯罪係数高いで、ちょっと休みや、薬飲みや、セラピー行きや」って教えてくれちゃうんでしょ。
そんなん自分で感じるもんちゃう?

なんか「人類なんちゃら機構」の人がいそいで「ハーモニー計画」起動しなくてもさー、この分だとほっといてもだんだん自我薄くなって「無意識」人間になっちゃったんじゃないかなー。

まあそれで「無意識」人間になったとして、「感情」までなくなっちゃうのは、わかるような、わからんような…。
反応としての「感情」はあるんじゃないかなあ。
「主客」の問題?
「一人称」の問題?
反応として「悲しみ」とか「喜び」の反応をしたとしても、それを感じてる「主客」がない限り、「感情」とは呼べないんかなあ。

まあ誰かを特別に想うとか愛するとか、その手の感情はなくなるだろうけどさ。


佐藤史生の「阿呆船」のネハン病って、病人を隔離しちゃう酷い話なんだけど。


【中古】 天界の城(文庫版) ハヤカワC文庫/佐藤史生(著者) 【中古】afb

(「阿呆船」は「天界の城」に収録されてます。
「阿呆船」というコミックもあります。)

ネハン病は自我がなくなっちゃう病気でもろ「ハーモニー」なんだけどさ、患者は宇宙船乗せて宇宙に隔離というかなり人非人な話!
ひどい!(>_<)

と思ったら、ネハン病は病気が進むと見た目が「人間」じゃなくなっちゃうのね。
特撮の怪人みたいになっちゃうのよ。
葉っぱ人間とか猫人間みたいな。
これって、自我がなくなっちゃうなんてただの前駆症状だったのね。
「自分が自分だか他人だかわからない」が、「自分が人間だか動物だかわかんない」「自分が動物だか植物だかわかんない」に病状が進化しちゃった!
そりゃおっかないから隔離するわな。
(感染経路もわかってないしみたいだし)

この病気が「魔王ダンテ」のなんでも融合タイプなのか、
「要塞学園」の潜在遺伝子発現タイプなのか、
気になるところですな。

「阿呆船」の人たちは自我がなくなっても、むしろお祭り状態!
祝祭だ!
テンション高くてなんか楽しい感じ(^^;;
多分人いっぱい死ぬけど気にしな〜い*\(^o^)/*
「ハーモニー」の静けさとは真逆なんだなあ。
そういやミァハちゃんも人いっぱい死ぬけど気にしなかったな。
「阿呆船」の方がお似合いだわ(^^;;
着地を間違えたな(^^;;



関連項目
【ネタバレ】伊藤計劃「ハーモニー」
【ネタバレ】映画「ハーモニー」の感想/「仕様を変更します!」





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Last updated  2016.02.09 00:09:29
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