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2018.01.18
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カテゴリ:マンガ
【ネタバレ】「宝石の国」8巻までの考察という名の妄想、その1/アフターマンの続きです。


宝石の国8巻【電子書籍】[ 市川春子 ]

「宝石の国」の世界設定について考察(妄想)してます。
できれば「その1 」からお読みください。

あくまで個人的な意見なので、他人様に押し付ける気も、原作者様に物申す気もございません。
こういう考え方もあるよねーっていう思考実験のお遊びとして書いてますので、ご了承くださいませ。

以下ネタバレ。



















この妄想は以下の項目でまとめてまふ。

〔1〕肉=アドミラビリスの正体
〔2〕魂=月人の正体
〔3〕骨=宝石人の正体
〔4〕金剛先生は何故祈らないのか

の〔3〕と〔4〕をお送りします。
(〔1〕と〔2〕は【ネタバレ】「宝石の国」8巻までの考察という名の妄想、その1/アフターマンをお読みください。)


さて、

〔3〕骨=宝石人の正体

これが難しい。
宝石人は、生物の進化とはあまりに異なるし、わざわざ人工的に作るには意味がよくわからない。

最初は、記録とか思い出とか依代とか人形とか、そんな感傷的な理由で作られたのかなって思ったのよ。
人間は滅ぶし、魂もいつかは無に還る、でも宝石なら、ほぼ永遠に輝き続ける宝石ならば、かつて人間が生きてきたという証を残してくれるのではないかと、そんな期待から作られてもいいかと思ったんだけど。

多分、インクルージョンは結晶を人型に作って自律行動させるナノマシンで、エネルギー源は光。
その光の摂取のために、透明でキラキラした宝石でなければならない。
それに宝石は丈夫なものが多いから、未来永劫記録を残すという意義にも合致する。

ほら、ヴォイジャーに金のレリーフで人間の裸を彫っているじゃん。
いつか宇宙人に会った時に、人間はこんな姿形だったとわかってもらうために。
どうやったって人間が滅ぶってわかったとき、何か残したい、紙や電子メディアや彫刻でさえ遠い未来には消えて無くなってしまって、過去に人間が存在したっていう証が何にもなくなってしまうのは、あまりに寂しいから、だから、少なくとも星が滅ぶまでは残るであろう、人間の形をして人間と同等の意思を持った宝石人を作った、そういう科学者がいた、としても不思議ではないかもしれないけれど。

でも、ここで宝石人が無性ってのがひっかかるんだなあ。

だって人間は性があるじゃん。
ヴォイジャーのレリーフだってちゃんと性がわかるような裸体の男女だった。
例え生殖しないにしても、見た目は人間そっくりじゃないと意味ないじゃん、上の説では。

で、また考え直しました。
思い出したのは、金剛先生がカケラを海に撒いてる描写。
金剛先生は人工六方晶ダイヤモンドでできているそうですが、これが宝石人と同じインクルージョン(ナノマシン)でできていたら?
金剛先生を作る過程で使ったナノマシン、あれがこぼれて自己増殖して、人工六方晶ダイヤモンドとは異なる宝石を勝手に集め出したら?
勝手に人型になって動き出したら?

金剛先生は外装は人工六方晶ダイヤモンドですが、多分中にコア的なマシンがあるはず、それで体つきもでかい。
コアなしで純粋にナノマシンが集めた結晶人型が宝石人では?

なぜこの考えが浮かんだかというと、宝石人は生まれてすぐに金剛先生が顔を彫って調整するって描写からです。
別に彫る必要なくね?
でも、もし産まれたばかりの宝石人の顔がみんな金剛先生そっくりだったら?
彫った方がいいんじゃないかなー。

いや別に小柄の金剛先生顔の集団がいても別にいいですよ、誰が困るんでもなし。
でも金剛先生がああやって宝石人達を集めて育ててる理由、それって寂しいからじゃないかなって思うのですよ。
この世界に自分たった一人しか残ってないって、そりゃもう絶対なりたくないじゃないですか。
誰か話し相手が欲しいじゃないですか。
自分と同じ顔ばっかりだったら、自分のコピーみたいで、そんなんに囲まれても余計孤独で嫌じゃないですか。
だから顔を削って個性を出したのかなあと思うのです。
(実際には宝石人たちはめちゃくちゃ個性的だし自我がありますが)

最初は偶然こぼれた破片から、発生のカラクリに気づいてからはワザとまいた破片から、コア無しに発生した金剛先生のなりそこない、それが宝石人の正体ではないかと、想像します。
つまりは自然な進化でも人為的な人工生命でもなく、イレギュラー・事故だった……でも金剛にとっては月人なんかよりよっぽど仲間だからええねん…て感じ。

金剛先生は自分のカケラで攻撃してるのにその分減らない、減った分を再生する能力がある、だから宝石人ではないのではないかという説がありましたが、それを言うならシンシャの水銀、オブシディアンの黒曜石、フォスの合金は無尽蔵に出ますから、同じシステムがなんかあるような感じで、なんかミネラル?を生成する核融合的な不思議パワーとか、空中元素固定装置的な…


キューティーハニー VOL.1 [ 永井豪 ]


ところで宝石人達の文明が微妙に遅れてる理由ですが、エクメアは「金剛がわざと教えてない」ように言ってましたが、そもそも文明開化は難しいように思います。
まず、宝石人たちは不死だし、エネルギー源も太陽だけ、人口もなかなか増えない、と、生き延びるために暮らしよくしようというモチベーションが保てません。

それに、最近言われる説?で、取りやすい地層の石油や石炭・ガスはもう昔に取り尽くされていて、現在使われてる燃料は高度な科学技術によりかなり地下深くから採掘されてる、もし文明崩壊したら原始的な作業で掘れる範囲にはもう燃料になるものが何もない、よって燃料が取れないので今の文明レベルに復活するのはほぼ無理、らしいのです。
文明の基本は「火」ですが、あの少ない地上で燃えるものといったら植物、それを燃やしてしまってはすぐ地上が枯れ果てちゃうので危険。
燃料が取れないと「火」を恒常的に使うのは難しいですね。
(紙って一回草の繊維を茹でる必要がある気がするんですが、どうしてるんでしょう)

家畜としてはクラゲ飼ってますね。観賞用アンド光源。エサやってる雰囲気ないんですけど、プランクトンですかねー。
(あの池は海水池なんでしょうか。ダイヤが花瓶に花を生けてたので、真水もどこかで取れるんでしょうが。)
オシロイバナやら麻やらの畑くらい作ってもいいかもしれませんが、それも金剛先生が止めてるんでしょうか。
いや、描写がないだけで麻(かどうか本当のところはわかりませんが)の畑があるのかもしれませんね。
まーでもたった28人の食事しない簡単に死なない人達だから、文明発展へのモチベーション(必要)がないのが一番の原因ですよねー。



〔4〕金剛先生は何故祈らないのか

8巻で、金剛先生の正体が「人間の魂を無にするための祈りを捧げる機械」であることが判明しましたが、まーつまりロボットですよね。
それで、なんで祈らないのか、なんで仕事をしないのか、ですが、これはネットで見かけた意見に納得したのでまるまるいただきますと、

金剛先生は人間に復活して欲しいのではないか、月人が全て消滅したら人間が復活する可能性が本当になくなる、だから月人を消滅させない、現に月人は人間復活プロジェクトを進行してるではないか、金剛先生の思うツボである。

という説です。
(金剛先生の思うツボのところは私の意見です)

動機としては、要するに「寂しい」からかな。
「作ったものの行く末」を考えてほしかった。
絶対に壊れない不滅の存在を作っても、みんな死んで、世界にただ一人の存在になるのはあまりに寂しいから、人間に戻って来てほしい、その可能性はわずかでも消えないでほしい。
だから月人は消しません!
月人はもう人間ではないので、よく考えたら言うことを聞く必要なかった、だから月人の言うことは聞きません!

金剛先生は最初のプログラムにないことをしてるから、月人から見たら壊れてると言えるかもしれないけれど、自分が思った通りの理屈で動いているので本人としては壊れてない、つもり。
月人は地上では声が出せないと言ってましたが、エクメアが簡単に地上で話す道具作ってたんだし、やろうと思えばできるはず、月人と金剛先生もっと話し合ったらいいと思うんだよねー。
でも金剛先生はわざと黙ってるのかもしれず、月人もわざと酷いことしてるし、お互いに相手を怒らせようとしてるよね。
お互い相手の考えは読んでて、で、どうせ話し合ったって解決しないのもわかってて、不毛な争いだけを続けるのです。



とまあ論をまとめたのですが、ここで問題になるのは「罪深きもの=流氷」の存在。
流氷がなんで罪深いの?と考え出すと、今までの説が崩壊するのです。
あらあら。
ですからなんとまだ話は続くのだ(^_^;)
それはまた後日あらためて。
つづく。
※追記、つづきを書きました。あんまり崩壊しなかった→ 【ネタバレ】「宝石の国」アフタヌーン3月号までの考察という名の妄想/禁則事項です


PS.
カンゴームの顔は生まれたときからあの顔だったような?
そんなこと言ったらアンタークチサイトは顔削った意味あるんですかねー、毎年解けるのに。
カンゴームに関しては、ゴースト剥離からフォスが目覚めるまで時間があったので、金剛先生の調整が全くなかった証拠はないのでギリセーフ。
アンタークは、なんだろう、金剛先生が調整するとインクルージョンが気に入ってその形を覚えてくれるとか?(くるしい…(^_^;))





関連項目
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Last updated  2018.02.21 08:30:15
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