うるとびーずの ♪MY LIFE AS AN OKKAKE♪

2003/09/14(日)00:22

「猟奇的な彼女」~運命は努力した人にだけ偶然という橋を架けてくれる

久しぶりの映画です!タイトルはよく知っていたけれど、何となく借りそびれていたこの映画、「猟奇的な彼女」(2002年韓国)。まったく予備知識を持たずに観たのですが、ホントに面白かった!私が最近観た中でのベスト1かも、というくらい面白かった。ストーリー。おっとりと優しい性格の大学生キョヌは、ある晩、地下鉄のホームでベロベロに酔っ払った超美人な彼女に出会う。泥酔した彼女は正気を失い倒れる間際にキョヌを指さし、「ダーリン」と言い残す。そのため、彼氏に間違えられたキョヌは彼女が起こした騒動の後始末をさせられるハメになる。かわいい顔をして「ぶっ殺されたい?」が口癖、わがままで過激な行動を繰り返す彼女。そのペースに飲み込まれ、困惑しながらもいつしかどうしようもなくその魅力にひきこまれていくキョヌ。しかし、ワイルドでタフに見える彼女には、ある隠された秘密があった…。(ビデオ紹介文より一部引用)お酒を3杯以上飲むと泥酔し、吐きまくって記憶は無し。気に入らないことがあるとすぐにびんたを喰らわす。授業中にバラの花を届けろ、と無理な注文をする。彼女の行動は超過激。だけどぜんぜん憎めない。キョヌは理不尽さを感じながらも振り回されることにいつしか快感さえ覚えちゃう。いちばん彼女を理解してるのはたぶんキョヌ。そしてそれがわかっていてもどうしたらいいのかがわからない彼女。しかしあれだけ男性を意のままに振り回せたらさぞかし気持ちいいでしょうねぇ。そういえば私も過去にはずいぶんと‥‥‥ととと、いえいえ、それは秘密にしておきましょう。(笑)だけど、ホントは彼女、キョヌが「いいかげんにしろよ」って去っていくことを考えながらわざとそういうことをしたんだろうなって思う。どうしても忘れられない人がいて、その人がしてくれてことをキョヌにも言ってみて、できないとわかればキョヌなんて気にしなくてすむのに、彼女のワガママを一生懸命に叶えてくれるキョヌ。そんなに優しくされたら、あなたを好きになっちゃうじゃない!きっとそんな戸惑いの中でキョヌと過ごしたんだよね。キョヌにしても彼女の心の傷を癒したいと思った気持ちがいつしか恋心に変わっていって、でも、彼女の心に踏み込めない領域があるのがわかるから、ひたすらいい友達でいようとする。切ないよね、泣かせるよね。お互いの気持ちをハッキリさせるために設けた2年という時間。果たして2人は再会できるのでしょうか?突っ張りながらも実はガラスみたいに脆い心を持った彼女と、一見軟弱そうだけど、心は強くて優しいキョヌ、この2人を巡って前半戦、後半戦、延長戦と3部に渡って物語が展開します。笑いあり、涙ありのラブストーリーです。またしても私、後半戦終了頃から泣きまくりでした。でもこれ、ハッピーエンドなんです。とっても嬉しかった!珍しく一緒に観ていた夫も、「いい映画を借りてきたねー」と。もう絶対のお薦め映画!観てください!この映画、実は実話(!)なんですってね。ネット先進国である韓国のパソコン通信掲示板に投稿された、ちょっと変わった(それを韓国語では猟奇=ヨプギというんだって)女の子とのデートの話が人々に大受けし、投稿者である大学生本人のHPに引き継がれて大ブレイク、さらには単行本化もされて、10万部を越えるベストセラーになったのですって。映画も500万人を動員する大ヒット、さらにスピルバーグがリメイク権を獲得して、いずれはハリウッド映画になるらしい。だけどこの雰囲気、アメリカ映画で出せるのかなって、ちょっと疑問もあるけど。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る