2007/04/10(火)08:45
「驛(えき)の記憶」真島光秀&山川啓介
今日も寒い一日でした。
ほんのちょっと晴れ間がのぞいたものの、
ほとんど一日中、空には重苦しい灰色の雲。
こういう日はどうしても気分が下降気味になっちゃうね。
さて、本日は思わず旅に出たくなってしまうような
とっておきの一冊をご紹介します。
素敵な写真と詞で綴られた「驛(えき)の記憶」という本です。
写真は鉄道写真の第一人者である真島光秀。
写真に添えられた詞を書いているのは
作詞家としても多くの作品を手がけている山川啓介♪
実はこの2人、大親友なのです。
本の表紙に書かれた言葉を紹介しますね。
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駅には人の数だけの
ドラマがある
人生が旅なら
生きるということは
いつも 悲しみと
反対の方向に 行こうとする意志
月日が列車なら
思いではひとつずつ 駅
過ぎて 降りて 乗り換えて
積もってゆく いのちの記憶
そう いつのまにか 出会いより
別れの方が 多くなったけれど
行ってみないか? そろそろ
悲しみに また背を向けて
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ね、素敵でしょ?
手にとってみたくなるでしょ?
写真が本当に美しくて、いつまで眺めていても飽きない本です。
この2人による写真&詞の本(写詞集)は
前にも一冊出版されています。
「感傷旅行ガイド」(勁文社/2000年)。
旅の好きな方、鉄道の好きな方、写真の好きな方、
そして思わず胸が熱くなるような詞を読みたい方、
この本は絶対にお薦めですよ~!
嵐山光三郎さんによる書評はこちら。
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今日の映画覚え書き。
吉永小百合&浜田光夫主演、「愛と死を見つめて」。
1964年の作品です。
軟骨肉腫という不治の病に冒された道子と、
彼女の恋人、誠のひたむきな愛のお話。
私はこの映画をリアルタイムで観たわけじゃないけれど、
子供の頃にも観た記憶があるのはなぜだろう?
テレビシリーズででもやっていたのかな?
♪マコ あまえてばかりで ごめんね
ミコはとっても しあわせなの♪
あの歌、今でもしっかり覚えてます。
歌と共にストーリーを思い出しちゃって、
もちろん私は号泣ものです。
今もまだ目がショボショボしてる‥‥‥