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2006年07月23日
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カテゴリ:フランスワイン
南仏・ラングドックの男、ポールマス。
夕食を一緒に楽しんだ次の朝、店にやってきた。
梅雨の季節だというのに晴れていた。

もしかしたら太陽の国ラングドックの男は、
晴れ空を持って来る力があるのだろうか。

mas_me03

彼に向け、昨日の食事の時には話せなかった
部分に切り込んでいく。

シャトー・ポール・マスについて、なぜ
赤は、“カベルネ・ソーヴィニヨン&シラー”
白は、“シャルドネ&ヴィオニエ”
といったブレンドにしているのか?と訊ねた。

それが私の考える理想の味バランスだから…
といった答を考えていたのだが、
チョッと違っていた。
ポール・マスいわく、

「1990年に家に戻った。
 そしてワイン造りを始めた時、
 まともな状態の畑は、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラー
 だけだった。あとは、シャルドネとヴィオニエが僅かに使える程度。
 だから最初にカベルネ&シラーを造った。
 そうするしかなかった」

素材は決まっていた。それを使って何を造るか?
…という選択だったようだ。
現在は、自社・契約農家など多くの畑と原料を確保しているが
スタート時点はそんな苦しい時もあったのだ。

しかし、彼の目にとまったカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーは、
樹齢も高く、素性の良いものだったのである。
スタート以来、彼のワインは好評を博し、
どんどん売れていくようになったのである。

         [2004]ドメーヌ・ポール・マス カベルネソーヴィニヨン-シラーLes Domaines Paul Mas Cabernet...
     ドメーヌ・ポール・マス
  カベルネソーヴィニヨン-シラー[2004]

      1,350円 (税込)

きっと彼が、原点に帰るワイン。
そして南仏に我々が求める味の典型。
飲み応えあっておおらか、
豊かなタンニン、それほど前に出ない酸味、
旨味に満ちた気の張らないバランス。

もしかしてこのワイン、
クールなポール・マスにとって
アルバムの昔のページをめくるような…
そんな存在かも知れない。





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Last updated  2006年08月09日 15時09分33秒
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