|
カテゴリ:子供のこと
今日の午前中、以前のブログでも書いたSちゃんのお母さんが来た。
3日前のメールを見て、Sちゃんのお母さんの不安定な気持ちが伝わってきたので、「2日が休みなの。日曜日だけどうちに来る?」って言ったら、即「行ってもいいですか?」と返事があった。 Sちゃんのお母さんはとても美人。20代前半で3人の子どもがいて、Sちゃんの世話もかかり、時々こうして相談やSOSのメールがくる。 近所なら、いつでもおいでと言えるけど、車で40分くらいかかるから気軽に言えない。それでも、「おいで。」と言うと、喜んで来てくれる。 それだけ、自分の話を聞いてくれる人がいないと言う。 3歳になっても立てない子どもをもった辛さ。 「何で立てないんですか?」とか、「障害があるんですか?」と言われるらしい。それが、また自分が悪かったのではないかと精神的に自分を責めて眠れなくなるそうだ。 それと、若くして3人の母親であることに対するやっかみ。 最近はこのやっかみがすごいらしい。 周りから、「ちゃんと子どもを育てられるの?」とか、「ちゃんと御飯を作っているの?」とか「化粧が厚すぎるんじゃない?」「服装が派手なんじゃない?」とか、ものすごい口攻撃に悩まされているらしい。 私なんて、若いお母さんって羨ましいのにね。 昔「女の敵は女」ってことを聞いたことがあるけど、そうなのかもしれない。 私はずっとSちゃんのお母さんの話を聞いていた。 そして、「辛い気持ち解るよ。よくがんばっちょらあね。」としか言えない。 それでも、私に話を聞いてもらえるだけで、心が軽くなるらしい。 私もそう言ってもらえると嬉れしくなる。 Sちゃんもうちの子供たちが遊んでくれるので、うちに来たがるとも言う。 また、今度休みに来たいと言ったので、「都合がつけばいつでもいいよ。」と言った。 お母さんは「本当に、また遊びに来ますね。」と言って帰って行った。 NICU卒業生のお母さんが、もっと明るい気持ちで子育てできるような看護を目指さなければならないと、車を見送りながら強く思った。 自分がNICUの看護師である前に、未熟児の子を育て、苦労した先輩として。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[子供のこと] カテゴリの最新記事
|