ミックスジュース

2006/04/03(月)21:33

受け持ちの赤ちゃん。。。

仕事について(58)

今日は私の受け持ちだったT君の、小児科外来受診日。 私は深夜勤務の中日だったけど、眠い目をこすりながら、13時半の予約時間に小児科外来へ行きました。 T君は、半年入院していました。 小さく生まれて、2度の手術に耐え、また5月ごろ手術を控えています。 半年も入院していると、もう我が子同然になってしまいますね。 とても可愛くて、本当に愛らしいです。 初めてT君のお母さんに会ったのは、T君が生まれて4日後。お母さんの病室に訪問して、挨拶しました。 「T君のおかあさん、可愛いT君の受け持ちをさせていただきます、ごりえと言います。よろしくいお願いしますね。」 T君のお母さんは青白い顔をして、ベットに座っていました。 「私もね、最初の子を早産して、小さく産んでしまったんです。だから、産んだのに赤ちゃんがそばにいない辛さは、解りますよ。寂しいですよね。」 そう言うと、お母さんは泣き出しました。 病気の子を産んだ辛さ。 早産してしまった悲しさ。 どうしていいか解らなくて、悶々としていたそうです。 それ以来T君のお母さんとは、受け持ち看護師というよりも小さい赤ちゃんを産んだ先輩として、接してきました。 長い入院生活に頑張ってきたT君。 T君の家は車で2時間かかるところです。お父さんとお母さんは2日に1度面会に来ていました。そのときは、T君のことでいろんなことを話しました。 T君のことは、初めはショックだったけど、これから2人で頑張って育てていこうと思っていること。 T君の生命力の強さに、親としてできる限りのことをしたいということ。 そうして、半年後に退院をしました。 退院の日は、みんなに見守られて退院していきました。 そうそう、年賀状の写真を撮りたいといって、入院中写真撮影をしたことがありました。 T君がなかなかカメラのほうを向いてくれなくて、みんな仕事そっちのけで写真撮影をしたんです。(笑) 久しぶりに会ったT君は、体重が6kg近くあって、抱っこしていると腕が痛くなるほどでした。 首もすわって、あやすと笑うんです。 その笑顔はもう可愛くてたまりません。 私はまるで祖母のように、外来で付き添い、受診まで中に入らせてもらい、採血や予防注射の介助までしました。 そのあと、NICUに行って、みんなにT君を見せました。 T君が大きくなって可愛くなっているので、スタッフ一同大喜びでした。 そのあと、お母さんの悩み相談を聞いて別れました。 「また、何かあったらメールしてね。」と言って。 NICUを退院すると、もう赤ちゃんとの直接的なつながりはなくなります。 でも、生まれてここまで育った過程を知っている者として、なにか関わっていきたいと思ってます。 もちろん、今のシステムではそういうことは無理です。 でも、これからは退院後のフォローについて考えていかなければならないと思います。 おとといのSちゃんもそうですが、少しでもお母さんが辛くなく育てていけるような環境を作りたい。これも、看護の一環だと思ってます。 今日はいいお天気でした。 桜も5分から7分咲きになってきました。 今週の金曜日に、職場で花見を予定しているので、なんか楽しみです。 さて、今日の晩ごはん。 献立は、鶏の手羽と大根の甘辛煮、鯵の刺し身、鯵の干物焼き、なんちゃって八宝菜、肉じゃが風、イチゴです。 冷蔵庫にあるのもで、作りました。 鯵の刺し身も干物もおいしかったなあ。 明日は深夜勤務が終わって、胃カメラをのみに行きます。 結果はどうでしょうか・・・。 心配ですが、がん検診で要検査と言われ、すっかり忘れていたので、明日行ってきます。(たまたま予約がひとつあいていて良かったような悪かったような・・・。)

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