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テーマ:気になったニュース(30997)
カテゴリ:今日のこと
今日の読売新聞の社会面にこういう見出しがあった。
重症妊婦4割受け入れ断念 熊本市民病院 新生児ICU満床 人でも足りず 低体重児増も一因 危険な状態の妊婦の受け入れを要請されながら、地域の中核病院がNICU(新生児集中治療室)の満床や人手不足のため、受け入れを断らざるを得ないケースが相次いでいる。熊本市民病院は昨年1年間で、地域の医療機関からの要請件数の4割強の受け入れができず、県外の病院まで搬送された妊婦もいた。福岡都市圏でも昨年、主要3病院が要請の3~5割の搬送を断った。周産期医療を取り巻く厳しい状況が浮き彫りになっているが、地域間の格差も目立っており、厚生労働省はNICUの整備状況などを全国調査する方針。 低体重児の原因には、高齢出産や不妊治療による多胎児の増加などがあげられる。 NICUに勤務している私としては、本当に身にしみる記事だ。 我が県ではNICUが4箇所あって、満床で受け入れできないケースはもう少し率が低いと思うが、、うちのNICUでも、どうしても無理なときは受け入れできず、他の病院に搬送している。 最近では、できるだけ受け入れをしようとする風潮が高くなってきたけど・・・。 しかし、その分医者の人数が足りない。 いてもそれだけの技術が伴わない者も多い。 看護スタッフも同様だ。病床数に対する人員は配置されているが、定数オーバーになった場合は少ない人数で仕事をしなくてはならない。また、技術を取得するには時間がかかるので、その分先輩看護師の負担が大きくなってくる。また、仕事がハードなため、やめる人も多い。 でも、未熟児を産んでNICUに3ヶ月もお世話になった母の経験がある者としては、できるだけの受け入れはしてほしいと思うし、そのためのシステム作りも早急に考えてほしい。 早産で赤ちゃんが生まれそうだというお母さんが病院に搬送される。 スタッフの中には「いやじゃね。」と言う人もいるが、一番産みたいくないのは運ばれてきたお母さんだ。私も12年前はそうだったもん。そう思うと、「なるべくおなかの中にいてね。」と祈りながら、生まれてきたら万全の体制で受け入れたいと思って仕事をしている。 今は代理出産ばかりが取りざたされているが、それよりも周産期医療のあり方を問うことが大事なのではないか。それも少子化に対する対策のひとつになるのではないかと思う。 そのためには、周産期医療の整備を早急に行ってほしいと願うばかりだ。 さて、昨日の夕方、NICUで働いているOさんと小児科に勤務しているMさんが晩ごはんを食べに来た。以前、市民オーケストラのチケットをもらったお礼も兼ねていた。 子どもたちは、日ごろにましての大騒ぎ。 特に次男はいろんなパフォーマンスを見せていた。 ちなみに、大好きな亀ちゃんも男ばかりの4人兄弟の3番目。 やはり、3番目の子ってそういう感じの子が多いのだろうか。(笑) ちなみの晩ごはんは→→→ 献立は、グラタン、刺身、ブリの照焼き、豚バラの煮物、かぼちゃの煮物、レンコンのキンピラ、ほうれん草の胡麻和え、鶏のから揚げ。1時間で作ったので、途中電話があったりしてブリの照り焼きの片面を焦がしちゃった。まあ、食べれたのでよかったけど。(^_^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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