今日はとてもハッピーな一日でした。
今朝PCを開くと、ブログのお友達「ohana house」の
ハナちゃんからコメントが届いていました。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ただいま、母さん♪
あのね、先日いただいた素敵な詩。
あれをプリントアウトして九州へ持って帰ったの。
そしたらお義父さんがすごく気に入ってね、パーティーの最後のスピーチで読んだんだ。
みんな感動して号泣してました。
私たちのパーティーを飾る、素敵な言葉の演出になりました。
本当にありがとうね。
いつか大切なお友達が結婚する時、この詩をやさしく送ってあげたいと思います。
母さんのようにやさしくね。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
つい先日結婚パーティーを開かれると聞いて、
何かプレゼントをと思い、
「祝婚歌」という詩を送りました。(以下)
祝婚歌 吉野弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
*祝婚歌とその著作権について
この歌は、吉野弘さんが結婚する姪御さんに贈った詩だそうです。
作者の吉野さんがこの詩を「民謡のようなものだから」と、
著作権フリーにしていらしゃいます。
思い出の一ページにお役に立てたことが
とても嬉しかったです。
縁があった人に喜んでもらうことで
私も励まされています。
コメントをいつもくださる皆さん
ありがとうございます。