2009/02/20(金)10:25
劣化した塗装の表現
こんにちは、Samです。
今日は劣化した塗装の表現方法をご紹介します。
戦車等で広い面積の部分にアクセントをつけるダメージ表現の一種です。
特別に準備するものはタミヤパテ(チューブ入りの銀色のヤツ)のフタの周りで固まったパテ(汗)。これをナイフ等で適当につぶしたものが主役です。相変わらず貧乏くさいですね(大汗)。
まずパーツにベースカラーを筆塗りして、それが乾く前に固まったパテを粒状にしたものを振りかけます。塗料でこの粒がパーツに定着してくれればオーケー。
次にこの状態のまま普通にエアブラシで基本色を吹き重ねていきます。
そしてエアブラシ塗装が完了し、よく乾かしてから振りかけたパテの粒を爪楊枝で突っついて剥がしていきます。そうするとパーツ表面に「何かのダメージを受けた」か「塗装が劣化して剥げてきた」感じのアバタができるんです。
陸戦系の処理と宇宙系の処理をやってみたのが下の写真。テストピースでささっとやってみたので雑でごめんなさい。
この方法は塗装膜のフチがめくれあがっているのがポイントです。単に筆で上から書き込んだダメージ表現よりも視覚的なインパクトが出ます。
人間の眼って、意外とこの辺の違いを見分けてしまう力を持っているんですよね。スゴイもんです。