2009/04/15(水)03:22
スキップin旧市街
皆さんこんばんは。
私が愛用しているカメラメーカー「Nikon」を「ナイコン」と読んでしまう西洋人どもが
妙に許しがたく、「違う、『ニコン』だ!!「日本人の俺がいうんだから正しい!!」
とイチイチ啓蒙してまわっている三線マンです。
さて、本日はシリアの『街』についてご紹介します。
シリアの街歩きは楽しい!!
アレッポもダマスカスも、昔ながらの街並が残る「旧市街」と、
比較的近代的なビルやマンションが立ち並ぶ「新市街」に別れており、
一般的に我々観光客が行動するのは「旧市街」と呼ばれる地区です。
石畳と漆喰や石造りの美しい街並は、いずれもその紀元を
4000年以上昔に遡るといわれ、特に、ダマスカスの旧市街、
通称「オールド・ダマスカス」は世界遺産にも指定されています。
この旧市街が何処を歩いていてもたまらなく魅力的なのです。
細く、複雑に入り組んだ路地をろくすっぽ地図も見ずに、
あえて迷子になる事を望んでいるかのように、奥へ奥へと歩いき、
そして、ふと立ち止まり、周りを見回してみる。
どこからともなく聞こえる子どもたちのはしゃぐ声。
強烈に照りつける太陽。
かすかに漂ってくる肉と香辛料を焼く香ばしい香り。
不意をついて「ひょう」と吹き抜ける風。
いつの間にか、自分が知らないうちに過去の世界へと
タムスリップしてしまったかのような感覚にとらわれます。
さて、数あるイスラム国家の中でも、特に敬虔だといわれているのが、
シリアの人々。1日5回は街中のスピーカーからアザーン(コーランの詠唱)が
鳴り響き、だいたいの人々はキッチリとその時間、神に祈りを捧げます。
なので、当然街はモスクだらけ。
コチラは、ダマスカス最大にして、最も有名な「ウマイヤド・モスク」
上の写真のような平ぺったいモスクから、トルコやマレーシアのような、
我々の中の「モスク」のイメージにある、タマネギ型の屋根のものまで、
様々な形のモスクがそこかしこに立ち並び、お祈りの時間には、
吸い込まれるかのように人々がモスクの中に入っていきます。
通常、モスクというと非常に厳粛な雰囲気が漂っているのですが、
この国のモスクは、もう少し人々の生活との距離感が近いようで、
広々とした中庭を持つモスクの中では、子どもたちが走り回り、
オッサンたちは涼しい日陰やモスク内で昼寝を満喫し、
奥様方は、お菓子などを食べながらおしゃべりに花を咲かせ、
まるで昼間の公園のような雰囲気で、非常に和やかな空気に包まれています。
かと思えば、同時に長いキリスト教の歴史も併せ持つシリア。
街の一角には教会を中心としたクリスチャン地区があり、
こちらでは夕方頃には聖歌が響き渡ります。
アレッポのギリシャ系の教会。
嘗てはアルメニアの商人がこの地に住み始めたのがきっかけで、
このキリスト教地区が形成されたといわれていますが、
今は、トルコで起こったアルメニア人の大虐殺から逃れてきた人々が
ここに住んでいるという、悲しい歴史を持つ場所でもあります。
ちなみに、この周辺はクリスチャン地区ゆえ、イスラム国家にありながら、
ビールや酒が買えるという、私にとっても非常に重要な場所でもあります。
ちなみに、アレッポの旧市街には、世界遺産にも登録されている
アレッポ城が、小高い丘の上に堂々と聳え立ち我々を見下ろしてます。
荘厳な石造りの門と堀に掛かる橋が美しいこの城ですが、
インドのジャイサルメールと同じように、嘗ては城塞都市として
機能していたようで、城の内部にはハマムなども備えた古い街が残ります。
素樸な石造りの外観に対して、城の大広間は流石に絢爛豪華です。
さて、そんなカンジで、様々な歴史遺産が密集している旧市街ですが、
何といっても一番の見所は「スーク」といわれる市場です。
コチラはアレッポのスーク。
石と漆喰で出来た長い回廊の両脇に、小さな店がビッシリとひしめいています。
衣類、布地、食料品、香辛料、食堂、お菓子、電化製品、陶磁器、お土産、
ありとあらゆるものが、通りいっぱいにずらりとひしめく様子は圧巻です。
そしてコチラはダマスカスのスーク。
アレッポのスークよりも更に規模の大きなスークには、
朝から晩まで、1日中人が途絶える事がありません。
足と好奇心が赴くままに、テキトーに目についた店を冷やかしてみると、
今までの国では見られなかったような、食べ物や、衣類、
正体不明の怪しいものがゴロゴロと転がっているので、全く飽きがきません。
ダマスカスで見つけた「怪しいもの専門店」のショーケース。
そんなものを物色しながら、気の向くままに歩き回っていると、
いつの間にか太陽は西の空に傾いて、モスクのミナーレを赤く照らしています。
道に迷ったって平気、今自分が何処にいるか分からなくなっても平気です。
近くにいる誰かに「道が分からない」といえば、必ず手を差し伸べてくれます。
おいしい地元の人のマネをして、アイスクリームを頬張りながら、
歩く夜のスーク。にこやかに歩く人の群れを見ていると、
それだけで何か、幸せな気分が込み上げてきます。
ただそこにいるだけで、どんな場所よりも素晴らしい観光地。
そして今日もまた、ろくすっぽ観光地へも、博物館へも行かず、
有り余る魅力を発散する旧市街を歩き回ってしまうのでした。
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