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カテゴリ:ミュージアム
上野の森美術館のフェルメール展に行ってきました。 前回は会期が始まってすぐだった事もあり、時間指定なのに入場に30分以上かかりましたが、 今回はだいぶ来場客も落ち着いてきたようで、ほとんど待たずに入場できました。 オランダの画家が描いた肖像画から始まり、神話画と宗教画、風景画、静物画のテーマにくくられた コーナーを巡って、風俗画の部屋に行きつくと、フランツハルスや、ヤンステーンなど、 フェルメール展の常連画家の作品を観る事ができます。 そして、1階へ降りて待望のフェルメールの部屋へ。 「取り持ち女」の展示が終わっていたので、合計8点の絵の展示になりました。 じっくりと一枚一枚を観ていきます。 「ワイングラス」と言われる作品では、テーブルクロスや女性の衣装の美しさに目を引かれます。 細かいところまで布の質感が伝わるフェルメールの技量に魅せられます。 「真珠の首飾りの女」では、壁にかかった鏡を見ながら真珠の首飾りのリボンを首の前で結ぶ姿が描かれたいます。決して男性には見せないだろうと思われるプライベートなシーンが描かれている面白い作品でした。 「牛乳を注ぐ女」は8枚の中では一番最後にかかれた作品です。そして、ここにフェルメールのあらゆる魅力が凝縮されているように思われました。フェルメールブルーと言われるラピスラズリを砕いて顔料にしたウルトラマリンの青。青と黄色の美しいコントラスト。淡い光の中で際立つミルクを注いでいるメイドの姿。それらが一体となって放つ存在感に、絵の前で見とれてしまい、しばらく立ちすくんでしまいました。1月にはまた一枚追加展示があるという事です。もう一度くらい観に行けたらいいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月18日 17時12分02秒
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