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2005/03/26(土)18:41

『みのもんたのSOS!』東京地震特番その3

音楽・映画・テレビ・本(8)

避難生活では、新潟とは比較にならない大混乱が!? 東京湾北部直下型地震は、M7.3、震度6強の規模、地震エネルギーは新潟中越地震の6~7倍、負傷者21万人、死者1.1万人、被害予想額112兆円(年間国家予算の1.4倍、阪神大震災の10倍以上)と予想されている。 避難生活どうなる?その1 避難所生活公立小中学校。体育館に暴徒と化した人々が殺到すると予想される。 新潟でも早いもの勝ち、老人・子どもでも後から来たら入れなかった。 避難所のスペース割り当てに明確な基準がなく、混乱が発生していた。 東京では新潟の15倍、150万人以上が避難生活を送ると想定される。 果たしてどうなるのだろうか!? 《世田谷区の例》 想定避難者数16万人、避難所(公立小中学校の体育館)96箇所なので、 一箇所当たり平均1800人。だが体育館の6割しか耐震化が進んでいない。 稼働率6割とすると1箇所平均2800人に。そんなに入りきれるのか!? そこで番組では、体育館に実際何人入れるか、実験されていた。 毛布200枚で体育館いっぱい。毛布1枚に14人が密集することになるが 毛布一枚に寝れるのは二人なので、実際の収容可能人数は400人となる。 1/7しか体育館に入れないことに!! 他にも、中野区、墨田区、葛飾区では 6人に一人、目黒区7人に一人、大田区10人に一人しか避難所に入れない。 高校・大学はヘリポート・公共機関の拠点になり避難所として利用できない。 私立の小中学校も避難所に指定されていないため入れない可能性が高い。 避難生活どうなる?その2 病院新潟県中越地震では4500人以上もの重軽傷者が病院に殺到。 だが病院では外来患者より、入院患者の安全確保が最優先される。 外来患者の治療順は先着順でなく、医師が判断することになる。 東京の想定:重傷者17000人(新潟の33倍)、軽傷者14万人(同35倍)。 《災害拠点病院》 長時間稼動可能な自家発電設備、備蓄倉庫が完備された病院。 都内63箇所の災害拠点病院リストが番組内で公開されていた。 《トリアージ・タッグ》 災害拠点病院の医師が患者が殺到した非常時に使うもの。4色に分かれる。 黒:もう助からない患者、赤:すぐに治療が必要な重症患者、 黄:命に危険はないため優先されない患者、青:治療の必要がない軽傷。 足が折れていても目玉が飛び出していても命の危険がなければ黄色、 病院に入れてもらえない。命の危険がなければ、自力応急処置するか、 中小の病院へ。…中小の病院は稼動していない可能性もあるが。 日頃から応急処置を学んだり、救急セットの用意が必要。 避難生活どうなる?その3 食料新潟では、援助物資が市役所などに大量に届いていても、 避難所まで行き着かなかった。車がない、人がいない、道が悪い。 《東京で予想される状況》 1日目:各区が食料を担当。避難所に1日分の食料を備蓄。 乾パン一缶、お米パック100gなど、少量だが支給は望めるかも。 2日目:避難所以外の備蓄倉庫から食料を運ぶことになっている。 しかし新潟の状況と比べて、さらに混乱が予想される震災下、 無事に食料が運ばれるとは思えない。各自の非常食が重要。 3日目:新潟では自衛隊の炊事車による食糧支援がはじまった。 ちなみに1、2日目は人命救助、輸送路の確保に励んでいた。 さらなる被害が予想される東京ではいつ炊き出しがはじまるか… やはり、自分で充分な食事を確保しておくことが重要と思われる。 《自衛隊の食料支援にも限界がある》 東京の想定被災者151万人に対し、炊事車1台200食供給可能なので 炊事車は7550台必要。でも全国からかき集めても800台しかない。 食料をめぐる争いで修羅場になるかもしれない!? 避難生活どうなる?その4 仮設住宅新潟では半壊・全壊が1万世帯以上。公営住宅・民間アパートに抽選で。 一週間後から仮設住宅も施設され、希望者全員が入居できた。 東京では全壊棟数45,000棟、焼失棟数385,000棟、計43万棟と想定。 公営住宅が提供されることになっているが…不可能に近い。 仮設住宅も、用地の確保が困難。あぶれた人はどうなる!? 仮設住宅の計画・用地確保は区が担当することになている。 現在、独自に算出しているのは世田谷・杉並・北区のみ。 《世田谷区の例》 全壊・焼失38,000棟と想定しているが、区立公園、民間の農地などに 建設可能なのは8,516棟。入居順をどうするか、先着順か抽選か、 振り分け方法は決まっていない。あとは、隣接区、隣接県と頼っていくが、 周辺も無理な可能性が高いので、友好都市(群馬県川場村)も視野に。 他の23区の友好都市を見ると、鹿児島、北海道、長崎、岡山、秋田etc. ずいぶん遠方になる可能性も高い。友好都市がない区もある。 本当に、どうするつもりだろう? どうすればよいのだろう!? まとめは以上です。長々と読んでくださってありがとうございました。 私の感じたこともいろいろ書きたかったのですが、 ショックと、これをまとめた疲れで、うまく言葉にできません。 後日、気力があったら、別の日記に書きますね。

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