2009/08/29(土)16:59
息子と政策談義
今の若い人ってかわいそうと思います。
日本の有権者は55歳以上が半数近く占めていて、自分たちの年金を守ることや、高齢者の既得権を守ることにばかり関心があるわけで、そういう多数派の意見ばかりが政治に反映されてしまうからです。
有権者を18歳からにしようとか、子供の数も票数に加えようとかそういう論争もあるみたいですが、なかなか制度というものは変わらないと思います。
少子化の問題はまったなしだと思いますが、この調子では簡単に変わるものではないと思います。そうなると移民を受け入れるなど大胆な政策も有効だと思うのですが、かつて移民が成功した国といえばアメリカくらいなもの。フランスもイギリスも失敗しています。
人件費が安いから移民を受け入れるなんてもってのほか、そういう移民対策は人権無視だし、移民の子孫たちが必ず問題を起こす、という人もいます。だから優秀な人たちに入ってもらえばいいと思います。
ところは今の日本は現在最悪の失業率。
「日本でこんな状態なのに、移民なんかがはいる余地があるの?」
と息子が反論してきました。
「日本で常に人材不足になっている介護士、看護師などは現在、外人の受け入れのハードルが高すぎてなかなか入ってこれないようだから、こういうところから受け入れをしていったらいいんじゃない?」
と返しました。
あとは経済成長が重要ですよね。
人口増→経済成長→年金問題解決 となればいいのですが。
雇用の場を広げるには、新しい産業の創出も必要。
私が若いころはちょうどコンピューター産業の黎明期で、若者たちがどんどん入っていったのです。
若者が魅力的な職場を見つけられるようになるといいものです。
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