二十歳で母の、小説時々日常・・・

2005/07/24(日)17:45

続、友達。

母のキモチ(66)

最近、思うことがある。 私は、(ページタイトルにもあるけど)二十歳のとき母親になった。 その時は、私の実家で、私たちと、私の両親、妹と一緒に住んでいた。 私の両親はまだバリバリ働いていた。私は働きに出ず、まだ赤ちゃんのこうすけの世話をしながら、母と協力して家事をしていた。 あまり、外には出なかった。買い物にもそんなに行かなかった。母が行っていたし。 不思議と苦痛ではなかったのだが(もともとインドア派の人間だし)、近所の人は、「○○ちゃん、ちっとも出かけないね」と噂していたそうだ。 おとなしい性格の私は、児童センターとかに行っても、なかなか友達はできなかった。。。 それでも、ほぼ定期的に児童センターに顔を出した。こうすけのためを思ってのことだった。私のようになってほしくなくて。 そのうち、こうすけが1歳を過ぎた頃、私たち夫婦は、こうすけを連れて私の実家を出た。 簡単に言えば、我慢できなくなったのだ。 ちいさなこうすけの前で平気でタバコを吸う父、実子に言っていいことと悪いことの区別がつかない母、夜遊びする妹・・・何より父の母への暴力・・・ 止めに入るとなお悪くなる。。。 見ているしかない状態・・・それを見て育つこうすけのことを思うと、やりきれなかった・・・ こうすけがいなかったら、きっと我慢していただろう。 みんな、ちゃんといいところだってある。 旦那は、暴力をふるわれる母のことを心配したが、それでもやはり、小さいこうすけへの影響を一番心配した。 私たちが出て行けば、「これ以上暴力をふるうことで母まで出て行かないように」と、父が暴力をふるわなくなるのではないかという期待もあった。 でも、なにもかも関係なかった、その時は。とにかく、私はすべてがイヤだった。 自分の肉親の文句を言う旦那も、 私の大好きな人の文句を言う両親も、 誰も彼もが嫌いになりそうで、それが一番イヤだったのだ。 そして、旦那の実家での1ヶ月の生活を経て、今のアパート生活がある。 実家を出て、本当によかった。 アパートの子供たちは、みんな素直で明るい。そしてかわいい。 ボロくてせまいけど、ちょっと外に出れば、こうすけと私の友達がいる。 そう、アパートに越してきてから、少しずつ友達ができた。いわゆるママ友というヤツだ。 たまたま同じアパートに、以前児童センターで出会っていたあゆちゃんママがいて、そこから輪が広がったのだ。 だんだん、はじめは寂しかったアパート生活が楽しくなってきた。 友達と会うようになって、「お前、前より明るくなったな」と旦那に言われた。 私の友達は、みんな優しくて、気配りができる、素敵な女性ばかり。 だから私は嫌な思いをしたことがない。(ひょっとして私はさせてたりして。させてたらゴメン) みんな、私を若い小娘としてでなく、自分と同じ、子を持つお母さんとして接してくれる。それがすごくありがたい。誰にでもタメ口きいてく、世間知らずで、ドジでバカな私に、よくしてくれて本当に嬉しい。 私がちょっとしたことで、「気を悪くさせちゃったかな」と思うときでも、逆に「ごめんね」と謝ってくれる、友達。 気遣い上手な友達に、私は本当、まだまだだな、と思う。 こんなとき、やっぱり、私って若造なんだ~、と、痛感する。 まだまだ、大人にならなきゃいけないことだらけで。 頑張ろう。。。ホント!! 人気blogランキング

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