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この本の形式?は面白いです。
短編集なのだけど,お話の中にちょっと出てきた人が 次のお話では主人公。 そしてそのお話にまたちょいと出てきた人が 次のお話の主人公ってな具合です。 そう,「誰にでも物語がある」ということなのでしょうか。 ほんわかとしたお話やら,こわいお話,切ないお話などもりだくさん。 私は中でも冷たい夫と暮らす主人公が,ほのかに思いを寄ていた病弱な 夫の弟。その死後,その弟の切ない気持ちに気がついたときの話 「凪の風景」 夫の再婚相手に毎年庭になる枇杷を贈り続けた元妻と それとは知らずにささやかな交流を続けた妻の話 「枇杷」 がよかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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