73年の音楽地図・演歌篇いよいよ73年のリストに目を移します。以下のように4つの流れの川下にはめ込んでみました。 「女のみち」「花街の母」が古賀の流れ。 「くちなしの花」は遠藤実ですが鶴岡雅義の〈ムード歌謡〉路線か。 「なみだの操」は「誰か故郷を想わざる」「旅の夜風」の古賀、万城目のライン。 「なみだ恋」はサウンドはブルースだがメロがワルツで〈郷愁〉ものか。 「忍ぶ雨」は〈ムード歌謡〉路線か。 「冬の旅」猪俣公章のサウンドは〈イタロ・アメリカン〉路線。 「夜空」は平尾昌章で〈イタロ・アメリカン〉と〈R&B〉でしょうか。ベンチャーズに似たメロがあったような気もします。 五郎の「オレンジの雨」もサウンドがハードなだけで同じライン。 たまたまかもしれないですがメロディーにおける日本調の要素は五木とほぼ互角のように感じます。 一昨日の日記の順番で上から1/3(三分の一)くらいは、同じく日本調の音階とコードが主として使われているような気もします。 第9講 『日本ポップス伝』ポップス篇へ ジャンル別一覧
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